全く関係ない職種から未経験でWEBマーケティング職に転職したい気持ちがあるけど、この仕事が自分に向いてるかどうか分からない…。

そんな悩みを抱えている人は実は多いです。

僕の周りでも、IT業界に転職してみたいけどパソコン音痴だから一歩踏み出せない人は結構いますね。

僕自身も、数年前まではITスキルが全くない状態でした。

そこからIT業界に飛び込み色々と経験していく中で

「こんな人はWEBマーケティング職に向いてるだろうな」

「こんな性格だとWEBマーケティング職は合わないだろうな」

と感じることがありましたので、ここでは現役WEBマーケターの私がWEBマーケティング職に向いてる人・向いてない人の特徴を紹介したいと思います。

ここで紹介する向き・不向きに関しては、僕が経験した中での一つの参考です。
向いてる人の特徴に当てはまらなかったとしても全く心配する必要はないので、興味があればとりあえず飛び込んでみることをおすすめします。

WEBマーケティング職に向いてる人の5つの特徴!

WEBマーケティングに向いてる人

最初に、こんな人はWEBマーケティング職に向いてるだろうなと感じる特徴を5つ紹介していきます。

もし以下の特徴全て持ってる人がいたら、すぐにこの業界に入ったほうがいいレベルです。

WEBマーケティング職が向いてる人の5つの特徴

1,コミュニケーション能力が高い(人と話すのが好き)

2,新しいもの(トレンド)が大好きですぐ使う

3,他人を想像力がある人

4,ロジカルに物事を考える癖がある

5,学習意欲が高い

コミュニケーション能力が高い(人と話すのが好き)

パソコンを使う仕事なのにコミュニケーション能力が必要なのは意外と思われるかもしれませんが、実はWEBマーケティング職はコミュ力高い人が活躍しやすいです。

というのも、WEBマーケターになるとWEBサイトや広告などを扱うのですが、その際社内のWEBデザイナーやWEBライター・エンジニアの方とチームで一緒に仕事をするため、円滑なコミュニケーションが求められます。

WEBマーケターとして、会社の人と同じ目的(売上の向上)を達成するためには個人で仕事を完結することはほとんどないので、人と話すのが嫌いな人はあまり向いていない仕事かもしれません。

もしパソコン一台を使って自由に人と関わらずに仕事がしたいのであれば、ライターやデザイナーなど作業者の仕事を受託でこなすのがおすすめです。

新しいもの(トレンド)が大好きですぐ使う

WEBマーケティングは、とにかく移り変わりの激しい業界です。

そのため、1年前には通用してたWEBマーケティングの手法が翌年全く成果が出せないなんてことはザラにあります。

毎年のように新しいツール・アプリ・媒体が登場しては消えていく…そんな環境なので、とりあえず新しいものを手に取って試してみるのが好きな性格でなければ、変化に耐えられずに仕事が辛くなってきてしまいます。

毎日決められた仕事・決められたルーティーンをこなすのが向いてる人は、もしかしたら肌に合わない世界かもしれません。

自ら情報収集し、最新のトレンドを把握して自分の手で試すような好奇心・探求心がある人は、WEBマーケターに転職すると、数か月・数年後に化ける可能性が高いでしょう。

他人を想像力がある人(人の気持ちが分かる)

WEBマーケティング職で結果を出せる人は、とにかく他人を想像する力に長けています。

なぜなら、WEBマーケティングの施策は全て「人の気持ちに寄り添う」ことに繋がっているからです。

正直な話、WEBマーケティングが向いている人の特徴の中で僕はこれが一番重要だと思っています。

WEBサイト運営をする場合、そのサイトに訪問したユーザー(人)が

何を求めてアクセスしたのか?

どんな悩みを抱えていて何を解消したいのか?

などを理解しなければ、長期的に効果が出るWEBサイト運営はできません。

広告にしても、お客様がその商品に対して何を求めているのか?何を解決したいのか?を把握して広告を作らなければ、お客様の心に響く良い広告を作ることはできません。

相手の立場になって物事を考えるというのは、簡単なようで凄く難しいことですが、この点に関しては生まれ持った資質ではなく努力で解決可能です。

自分の家族や友達、仕事仲間や上司・部下と接する際「相手はどう思っているのか?」を常に考えて、相手を気遣った接し方・発言をすることで、人の気持ちに寄り添う力は身についていきます。

もし今自分が関わっている人の中で、この人と今日会いたくないな…と思い浮かぶ人がいたら、その人はおそらく他人を想像する力がない人(努力もしてこなかった人)です。

ロジカルに物事を考える癖がある

WEBマーケティングの仕事は、改善施策をする際にロジカルに考えて提案する力が求められます。

一番分かりやすいのはPDCAサイクルです。

  • Plan:施策立案(計画)
  • Do:施策実行(実行)
  • Check:施策結果(評価)
  • Action:改善案提示(改善)

WEBマーケターは仕事でこのPDCAを繰り返していきます。

PDCAを回す際、情報やデータを論理的に分析し、根拠を持って結論を導き出す必要があります。

例えば、広告を運用して思った以上に広告費がかかり、赤字になってしまった場合、赤字になった原因を一つ一つ分析します。

広告運用で赤字になった原因例

広告文が悪かったのか?

キーワード選定が甘かったのか?

クリエイティブに問題があるのか?

ボタンの色・配置が悪かったのか?

このように問題点を挙げていき、赤字を出している原因を考えていきます。

そしてデータを用いて論理的に原因を見つけ出し、それを改善して再度広告を回していきます。

この時に「キーワード変えれば何とかなるっしょ!」と感覚的ではなく「この検索キーワードは購買意欲が低いユーザーが検索してる可能性が高く成約率が低いので、このキーワードに変更しましょう」と根拠を持った施策改善がもとめられます。

日常生活で「なぜこうなっているのか?」と疑問を持ち考える人は、すでに論理的に物事を考える癖が付いているのでWEBマーケターは向いている人と言えるでしょう。

学習意欲が高い

WEBマーケターになると、毎日が勉強のような生活になります。

勉強と言っても、学校の勉強とは違い正しい正解が存在しない世界なので、常に新しいことを学んで仕事をし続けることになります。

100点満点を取るのではなく、どうやったら限りなく100点に近づけられるかを考え続ける仕事ですね。

毎日YouTubeを見て「なんでこの動画が人気なんだろう」と考えたり、SNSで今バズっている投稿がなぜバズっているのかを考えたりすることが楽しければ、WEBマーケティングの仕事は向いています。

ITやWEBサービスが好きでとにかく毎日スマホ・パソコンを触っているような人は、このような生活は刺激的で楽しいと思いますので、WEBマーケターの資質を持っている可能性が高いです。

WEBマーケティング職が向いていない人の特徴

WEBマーケティング向いてない

次にWEBマーケティング職が向いていない人の特徴を紹介していきます。

WEBマーケティング職は専門性が高い仕事のため、実は向いていない人も結構多いです。

WEBマーケティング職が向いていない人の5つの特徴

1,人と話すことが嫌い(人嫌い)な人

2,毎日決まった仕事をするのが好きな人

3,すぐに結果を求める人

4,他人を想像する力がない人

人と話すことが嫌い(人嫌い)な人

WEBマーケティング職は、仕事の中で頻繁に人とコミュニケーションを取る必要があります。

そのため、人と話すことが嫌いだったり、そもそも人嫌いな人は仕事を続けるのが苦痛になる可能性が高いです。

ただ勘違いしてほしくないのが、コミュニケーション能力に自信はないけど、人と話すことや人と接するのが好きであればWEBマーケティング職は向いています。

コミュニケーション能力は、改善する気持ちさえ持っていれば自然と高まりますので、現時点で対人スキルに不安を持っている場合は、とりあえず環境に飛び込んでしまえばどうにでもなります。

苦手と嫌いは意味が違いますので、そこは勘違いしないよう注意しましょう。

毎日決まった仕事をするのが好きな人

IT業界は、とにかく移り変わりの激しい変化し続ける環境です。

そのため、環境の変化が苦手で同じルーティーンをこなしたい人はWEBマーケティング職はあまり向いていません。

実際の現場では、新しいサービス・ツール・アプリが登場したらそれを業務に取り入れて変化に対応していく必要があります。

毎日同じ時間に起きて、同じような仕事をして決まった時間に帰る。

このようなルーティーン化された働き方が肌に合っている場合は、WEBマーケティング職は適していない可能性が高いでしょう。

すぐに結果を求める人

WEBマーケティングの仕事は、基本的に結果が出るまで一定期間時間がかかります。

例えば、今あなた読んでいるこの僕のブログも、多くの人に読んでもらうまでには半年~1年程度の期間がかかっています。

結果が出ない日々が半年・1年かかるのでブログ運営は挫折者がたくさんいます。

ただし、WEBマーケティング職の中でも「広告」に関しては、その日に実行した施策が翌日結果として反映されるため、短期間で結果が出やすいです。

SEOなどのコンテンツマーケティングやYouTubeなどの動画コンテンツ、SNS運用などは短期間で結果を出すのは難しいので、短期間で結果を出したい方は広告や作業系(編集・ライター)の仕事を選ぶと良いでしょう。

他人を想像する力がない人

WEBマーケティング職において、他人を想像する力がないのはかなり致命的です。

ここでの他人を想像する力がない人とは、自己中心的な行動を取ったり、他人に関心を持てなかったり、人に共感できなかったりする人たちです。

実際にWEBマーケティングの仕事をする際、相手にするのはいつも人です。

  • WEBサイトを検索する人
  • 広告をクリックする人
  • 動画を視聴する人
  • SNSを閲覧する人

このような人たちに対して、どうやったら満足できる検索体験をしてもらうか?を常に考えることになります。

そのため、人の気持ちを想像する力がなければどんな施策も打ち出せません。

相手の気持ちを考えて行動するのは誰でもできる簡単なことですが、実は意外とできる人が少ないことでもあります。

WEBマーケターとして活躍している人は、共通して相手の立場になって考えることができる人たちなので、ここはかなり重要な資質と言えるでしょう。

まとめ

WEBマーケティング職に向いてる人・向いてない人の特徴について最後にまとめておきます。

WEBマーケティング職に向いてる人

1,コミュニケーション能力が高い(人と話すのが好き)

2,新しいもの(トレンド)が大好きですぐ使う

3,他人を想像力がある人

4,ロジカルに物事を考える癖がある

5,学習意欲が高い

WEBマーケティング職に向いてない人

1,人と話すことが嫌い(人嫌い)な人

2,毎日決まった仕事をするのが好きな人

3,すぐに結果を求める人

4,他人を想像する力がない人

WEBマーケティング職の向き不向きについてお伝えしてきましたが、この業界は本当にいろんな人がいます。

そのため、上記特徴に当てはまらない人でもバリバリ活躍していることも多々あります。

今回紹介した内容は、僕が実際に会った人で「この人すげぇな!」と思った人が共通して持っていた資質を言語化してみたものです。

なので、もしWEBマーケティング職に興味があって、向いてる人の資質を1つでも持っているのであれば、一度この業界に飛び込んでみてください。

最近では、週1~週2でできるWEBマーケティングの副業も増えてきているので、いきなり転職が怖い場合はまずは副業でチャレンジしてみると良いでしょう。