テレビよりインターネットを使う人が多くなった現代では、WEB関係の仕事の需要が急速に高まっています。

その中の仕事の一つにWEBマーケターがありますが、最近このWEBマーケターがオワコンなのでは?という声がちらほら出てきています。

実際にgoogleで検索してみると

オワコンの文字がしっかりありますね…。

この「オワコン」の文字を見ると、これからWEBマーケターを目指す人は正直不安になりますよね?

ただ、結論を先にお伝えしておくとWEBマーケターがオワコンというのは間違いであり、何も心配する必要はありません。

ここでは、WEBマーケターがオワコンではない明確な理由について現役WEBマーケターの私がデータを用いながら詳しくお伝えしていきます。

新しい技術が生まれ続ける現代で、今後WEBマーケターとして活躍するためのポイントもお伝えしますので、是非最後まで読んでみてください。

WEBマーケターがオワコンと言われるのはなぜ?

WEBマーケターオワコン

まず、WEBマーケターがオワコンだと言われる理由は以下の通りです。

WEBマーケターがオワコンと言われる理由

AIや機械学習が出てきたことで仕事がなくなるから ←これが一番

googleなどのプラットフォームに依存してるから

業界が常に新しい技術に移り変わるから

AIや機械学習が出てきたことで仕事がなくなるから

これはWEBマーケターの仕事がなくなる理由として一番に言われることですが、結論

「WEBマーケターの仕事の全てをAIで自動化することは不可能」

です。

そもそもWEBマーケターの仕事は、人の心を深くまで読み取り、それに沿ってWEBでの戦略を提案して施策を実行するもの。

完璧に人間の心を読み取れるAIが開発されれば話は別ですが、それは非現実的なことなのでAIがWEBマーケターの仕事を全てこなすことは考えられません。

それに加えて、最近ではネットがテレビの広告費を上回り、市場規模がどんどん大きくなっています。

日本の広告費の推移

出典:電通「2023日本の広告費」

2020年のコロナショックでガクッと下がって以降は広告費が右肩上がりに上昇してることが分かりますね。

日本の広告費

出典:電通報「2023日本の広告費」

実際にマスコミ4媒体をインターネットの広告費が上回っていることが分かります。

市場規模が大きくなれば、当然求人の数も増えるためWEBマーケターはオワコンではなくむしろ需要が高まります。

AIに仕事を奪われる恐怖はWEB業界以外でも感じている人は多いですが、WEBマーケターに関して言えば

市場規模が拡大し続けている
AIではできない人間の心を読み取る仕事

これらを考えると、AIにすぐに代替される仕事ではないことが理解していただけると思います。

googleなどのプラットフォームに依存してるから

WEBマーケティングの施策をおこなう上で、プラットフォームは必要不可欠な存在です。

それを考えると、googleやその他プラットフォームの規約変更の影響で施策が実行できなくなるリスクがあります。

そうなれば当然

「プラットフォームに依存したビジネスはオワコンなのでは?」

と疑問に思うかもしれません。

しかし、途中でもお伝えした通りWEBマーケターの仕事は人間の心を読み取りそれを施策に落とし込んで実行するもの。

言ってしまえば、WEBマーケターのスキルはどんなプラットフォームでも生かすことができます。

現代はスマホを使うのが当たり前の時代。

スマホを眺めている人たちは、それぞれ自分が活用するプラットフォームでコンテンツを楽しんでいます。

この先スマホを使う人がいなくなればWEBマーケターの仕事はなくなりますが、その現実は考えづらいので、プラットフォームに依存したビジネスだとしても、人がインターネットを使う限りWEBマーケターの仕事は存在し続けるでしょう。

業界が常に新しい技術に移り変わるから

WEBマーケティングの業界は、数か月単位で新しい技術や手法が生み出される業界なので、常に情報をアップデートして対応していかなければなりません。

そのため、1年前に通用したスキルが翌年には全く使えない…なんてことはザラにあります。

それに加えて、google検索・WEB広告・youtubeなどではアップデートが起こるため、アルゴリズムを学び直す時間もかかります。

これだけ聞くと、まさにカオスな業界ですね。

これだけ変化の大きい業界で働いていれば、当然

「そんな大変な仕事オワコンだよね」

と言われても仕方がないでしょう。

ただ、「googleが掲げる10の真実」でも分かる通り、プラットフォームを取り仕切るgoogleが変化し続ける理由は全てユーザーのためです。

変化の大きい業界ではありますが、本質を見失わなければWEBマーケターとしてその変化に対応することは十分に可能です。

AI時代に未経験からWEBマーケターを目指すのは無謀か?

WEBマーケターは無謀か

これからのAIの時代でも、WEBマーケターの仕事はあり続ける可能性は高いですが、未経験からWEBマーケターを目指す場合は注意する点がいくつかあります。

未経験で独学は効率が悪すぎる

数年前であれば、未経験から独学でもアフィリエイトやアドセンス収入で結果を出しやすかったため、独学からWEBマーケターの転身はよくある事例でした。

しかし最近はAIを活用したツールなどが使われていることもあり、活用方法を知っている一部の人以外は独学で結果を出しづらい環境になっています。

確実にWEBマーケティングの難易度が上がっています。

もしこれから未経験の状態でWEBマーケターを目指すのであれば、スクールを上手に活用するのが無難です。

スクール費用はかかりますが、何か月も独学で結果を出せずに時間を無駄にする可能性を考えると、数か月で転職・案件獲得できるスクールを受講したほうがよいでしょう。

まとめ

ということで、今回はWEBマーケターがオワコンなのかについてデータを用いながらお伝えしてきました。

WEBマーケターがオワコンではない理由まとめ

WEB広告の市場規模が年々増加し続けている

WEBマーケターの仕事は人間の心を読み取る仕事なのでAIに代替できない

インターネットがあり続ける限りWEBマーケターの仕事はある

オワコンと聞くと、これからWEBマーケターを目指す際不安になってしまいますが、オワコンと言われる理由を逆に考えるとチャンスしかないため、むしろこれからWEBマーケターの仕事を選ぶメリットは多いです。

実際、WEBマーケターとしてのスキルを身に付ければ

  • 働く場所に縛られずに海外や地方で自由に仕事ができる
  • 自分のスキルでご飯が食べられるのでリストラの不安が消える
  • 嫌な人間関係から解放される

このような働き方も実現可能です。

もちろんそれ相応に大変なこともありますが、ネット上の「オワコン」の文字に惑わされるのではなく、まずは簡単なことでいいので行動してみてくださいね。