プログラミングスクールに対するイメージを言うとすれば、シンプルに『スクール受講料がバカ高い』というのが本音。
最初に数十万の費用を支払って通える人は良いものの、今すぐにまとまったお金を用意できない人もたくさんいます。
分割払いを選択しても、結局それが今の自分の生活を苦しめることにもなるため、できれば受講費用の安いスクール、もしくは無料で通えるスクールを選びたいですよね?
結論、プログラミングスクールは『お金を一切かけずに通うことは可能』です。
ここでは、実際にお金を払わずに無料で通えるプログラミングスクールの紹介、そして無料スクールに通う際の注意点や業界の裏事情までお伝えしていきます。
選ぶスクールを間違えると、結果的に遠回りした挙句に安くこき使われるだけの働き方しかできなくなることがありますので、必ずこの業界のリアルを理解しておきましょう。
好きなところから読んでください
【業界の裏事情】無料でプログラミングスクールに通えるカラクリ
『タダより怖いものはない』
この言葉が世の中で浸透しているように、無料で使えるサービスには必ず『カラクリ』があります。

無料プログラミングスクールは『紹介報酬』で成り立っている
お金を払わずに通えるプログラミングスクールは、受講費用ではなく『人材紹介』によって経営を成り立たせています。
IT業界は人材不足が深刻化している業界なので、常に新しい働き手を求めている企業がたくさんあります。
ただ、全くの未経験を雇うほど育成する時間に余裕がないため、プログラミングスクールと提携し、スクールでスキルを身に付けた人材を確保したいと考えています。
スクール側は、その人材を企業に紹介することで『紹介報酬』を頂くため、これでスクールの経営を成り立たせているのです。
スクール運営者:企業に人材を紹介することで利益を出す
提携企業:未経験ではなくスキルのある人材を低コストで雇える
受講生:受講費用を支払うことなく無料でプログラミングを身に付け転職できる

無料プログラミングスクールは良いことばかりではない
これだけ聞くと、無料プログラミングスクールは受講生もスクールも企業もメリットしかないように見えますが、これはあくまでも『表』の話。
当然良質な無料プログラミングスクールはたくさんありますが、この仕組みが成立するのは『SES』として働くエンジニアの存在があるからです。
SESってなに?
SES(システムエンジニアリングサービス契約)は、分かりやすく言えば企業にエンジニアの技術を貸し出すサービスのこと。

SES最大のメリットとしては『様々な企業で技術を学べる』ことが挙げられますが、その反面『企業に裁量権が渡る』ため、悪質な派遣先に当たってしまうと働きづらい環境に身を置くことになります。
毎回働く環境が変わっていくのを楽しめる場合は良いですが、一つの企業に長く勤めて最初から最後までプロジェクトに関わることが難しいため、身を落ち着けて仕事をするのはなかなか難しいです。
もし最初の転職で、一つの会社で仕事を続けられる自社開発企業での仕事を選びたい場合は、無料ではなく有料のプログラミングスクールをチェックしておきましょう。
あくまでも自分は企業に技術を提供する立場だと認識する
最初から最後までプロジェクトに関われるとは考えない
SESは経験値を積むための働き方だと考えておく
働く環境に適応する柔軟性を身につける必要がある
失敗しない無料プログラミングスクール選び方
無料プログラミングスクールに通った時点でSESでの働き方が決まっているなら、どこを選んでも同じなのでは?と思うはず。
しかし、実際はスクールによって身につくスキルや働く場所が大きく変わってきます。
無料プログラミングスクールを受講した場合、最悪なのは
- お金を払わずにスクールに通って途中で挫折する
- スクールを卒業できたけどSESで何年も安く働き続ける
- 柔軟な働き方ができないスキルしか得られなかった
つまりまとめてしまえば
これらの条件を満たすようなスクール選びをする必要があるということ。
その上で、おすすめの無料プログラミングスクールをまとめてみました。
おすすめの無料プログラミングスクール
オンラインを選ぶなら『GEEK JOB』

GEEK JOB詳細 | |
---|---|
料金 | スピード転職コース:無料 プログラミング教養コース:有料 プレミアム転職コース:有料 |
受講形態 | オンライン オフライン |
学べる言語 | PHP、Java、Ruby Apache、MySQL、Linux |
GEEK JOBは20代の第二新卒向けのスクールです。
受講者の90%以上がプログラミング初心者ですが、GEEK JOBのカリキュラムを受ければ1~3ヶ月の間にプログラミングスキルを習得して転職することが可能。
初めてで理解できないことがあっても、10:00~18:00まで講師が徹底的にサポートしてくれるため、遠方からのオンライン受講でも挫折する心配がありません。
転職コースを選べば、手厚いキャリアサポートを受けながら仕事を紹介してもらえるので安心。
オンライン受講OKなので、全国どこからでも通うことが可能ですし、GEEK JOB側の審査に通れば無料で転職コースを受講できます。
事前に無料体験・説明会を受けることができるので、学習環境や疑問点があればとりあえずGEEK JOB側に問い合わせてみましょう。
0円スクール

0円スクール詳細 | |
---|---|
料金 | 無料 |
受講形態 | オフライン(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡) |
学べる言語 | Java |
0円スクールは、未経験からの受講でも3ヶ月でプロとして働ける人材を育ててくれるサービス。
短期間でスキルが身につく一番の理由は、スクールのカリキュラムを現役のエンジニアが現場の経験を元に作り上げているからです。
プログラミングを『学習』することと『仕事』にするのとでは意味が変わってきますが、0円スクールはプロとして働いている人にカリキュラムを任せているため、プロとして仕事をこなせるスキルをスムーズに身に付けられるのです。
そしてプログラミングスキルだけではなく、転職するための面談練習・ビジネスマナー・スキルシートの書き方までスクールでサポートしてくれるため、卒業後すぐに就職活動ができる環境をつくる徹底ぶり。
無料で通えるスクールとしては、まさに隙のない徹底されたサポート体制と言えます。
資料請求・説明会・入学体験全てを無料で受けられますので、とりあえずちょっと興味がある場合は、公式サイトからいずれかの方法でチェックしてみてください。
無料プログラミングスクールQ &A
無料プログラミングスクールを選ぶ具体的なメリット・デメリットは?
実はお金が一切かからない以外にも、無料プログラミングスクールにはいくつかメリットがあります。
それと同時に無料だからこそのデメリットもあるので、こちらも理解してから受講を決断していきましょう。
無料プログラミングスクールのメリット
1,無料でプロのサポートを受けながらプログラミングスキルを学べる
2,転職先が用意されている
3,スクールに通うことで業界のリアルな情報を得られる
受講する側の一番のメリットは『無料でプロからプログラミングが学べる』ことと『転職先が用意されている』ことです。
やはりプログラミングの独学はなかなか骨が折れる作業ですが、スクールに通えばプロからのサポート、そして転職先の紹介が約束されているため、独学で挫折する原因を全て取り除けます。
スクールの講師は『現在のIT業界のリアル』を知っているため、通うことで今どんなスキルが求められるか?プロとして働き続けるためには何が必要か?も情報としてアドバイスしてもらえるので、これもスクール受講の強みと言えるでしょう。
無料プログラミングスクールのデメリット
転職先が絞られてしまう
年齢制限がある
転職前提なのでプログラミング学習目的で通えない
サポートが手厚い反面、スクール側としては『受講生が転職してくれなければ利益が出せない』ため、事前に年齢制限や転職先を限定し、進路が狭まってしまいます。
もちろんスクール側も紹介先企業の選別はしているはずですが、それでも100%受講生が望むような転職先を選べる環境とは言えないため、ここはデメリットとなります。
スクール側が用意してくれた転職先を上手に活用し、自分のエンジニアとしてのキャリアを伸ばしていくプランさえ考えておけば、これらのデメリットはクリアできるはずです。
最悪なのは、お金がないという理由でIT業界への転職を諦めてしまうことですからね。
結局有料と無料どちらを選んだ方がいいの?
これに関しては『その人次第』としか言えません。
そもそもプログラマー・エンジニアの転職方法はプログラミングスクール経由だけではなく
1,プログラミングスクール経由での転職
2,独学から転職エージェント経由での転職
3,派遣から正社員エンジニアへの転職
4,全くの未経験からの転職
これらの方法が挙げられます。
その中で『プログラミングスクール経由』での転職の選択肢として
- 有料プログラミングスクール
- 無料プログラミングスクール
があるわけです。
結局のところ、有料プログラミングスクールの唯一の欠点としては『お金がかかる』これだけです。
年齢制限がない(30代以上でも転職保証付きのスクールもある)
転職先の選択肢が多い(自由に選べる)
受講生の意識が高い(高額なお金を支払っているため)
受講費用が高い
有料プログラミングスクールを選ぶべき人
無料プログラミングスクールを選ぶべき人
まとめ
無料でもスクール側が利益を出せる仕組みが整っている
SESの働き方を理解した上で無料スクールに通う
無料でもスクールによってコンセプト・サポート・質は異なる
自社開発企業に就職したい場合は無料スクールよりも有料スクールがおすすめ
無料で受講できるスクールとは言っても、きっちりスクール側も利益を出せる仕組みが整っているので、受講する側もそのカラクリを知った上で上手に活用すればOK。
ただ、有料スクールよりも就職先・学べる言語に縛りがあるため、その点は事前に無料相談や説明会で聞いておく必要があります。

とはいえ、IT業界の人材が枯渇している今だからこそこの無料スクールのビジネスモデルが成り立っていることは事実。
いずれ数年後にIT業界に多くの人材が参入してくれば、当然働く場所が少なくなり、チャンスもどんどん減っていきます。
有料・無料・独学など様々な方法でプログラミングは学ぶことができますが、ITエンジニアが枯渇している今この瞬間にがっちりチャンスを掴み取り、いずれ来るITバブルに備えてスキルを磨いておきましょう。