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私自身、過去にオンライン・オフラインのプログラミングスクールを利用した経験がありますが、数あるスクールの中でも特に受講者の多いテックアカデミーに関しては、正直規模が大きい分スクールとしての質がそこまで良くないイメージが強かったです。

ですが、それは単純にテックアカデミー自体が豊富なコースを用意しているため、良い評判を書く人もいれば悪い評判を書く人もいるので、一概に良し悪しを決めることが難しいことも理由として挙げられます。

参加する人数が多ければ当然口コミの数も増えます。

ただ、テックアカデミーの数あるスクールの中でも、特に『転職保証コース』に関しては賛否意見があります。

プログラミングスクール側が転職保証を付けるということは、それだけ自信を持ってカリキュラムを組んでいる証にもなりますが、こちらのテックアカデミーの場合、もしこの転職保証がついたコースを利用する場合には、いくつかの注意点を理解した上で参加する必要がありそうです。

ここではテックアカデミーの中でも『転職保証コース』に絞って情報をお伝えしていきます。

いくら転職が保証されているからといって、その転職先や学べる言語がこれからの時代に合っているとは限りません。

今回の内容は、テックアカデミーでプログラミング学習を考えている方に向けての情報です。

スクールの利用方法を間違えると、自分のキャリアの選択肢が狭まる可能性があるので、その点は十分注意しておいてください。

テックアカデミー転職保証コースの実態

まず簡単に、こちらのテックアカデミーの転職保証コースについての情報をお伝えしておきます。

▼テックアカデミー転職保証コースの詳細
価格 298,000円
期間 12週間
学習時間 300時間
言語 Java

こちらのコースは12週間(3ヶ月)の学習期間で転職を保証してくれるコースなので、短期間でエンジニアになりたい人にとってはかなりコスパの良い選択肢と言えます。

1ヶ月約10万円の費用を支払えば転職を実現できますし、保証が付いている為、万が一転職できなかった場合には受講費用が全額返ってきます。

つまり、それだけスクール側もリスクを背負ってこのコースを展開しているということです。

ただ、スクール側もただ闇雲に保証を付けている訳ではありません。

最低限利用できる人の条件のラインを設定しています。

▼テックアカデミーの転職保証コース利用の条件

  • 年齢は20代まで
  • 都内近郊での勤務可能な方
  • 期間中に300時間の学習時間を確保できる方
  • カリキュラム全ての課題のクリアした方

つまり、3ヶ月の期間で300時間の学習時間(1日約3時間)を確保でき、尚且つ年齢が30才未満の方でなければ受講は難しいということです。

年齢以外はそこまで厳しい条件ではありませんが、働く場所は都内限定だという条件は最初に理解しておく必要があります(オンライン受講が可能なので)。

もし年齢が30歳を超えている場合には、こちらのテックアカデミーではなく30代以上を受け入れているテックエキスパートの転職保証コースを利用しましょう。

テックアカデミーの転職保証コースはなぜJavaなのか?

こちらのテックエキスパートの転職保証コースで一番引っかかる部分がここです。

今のIT業界では、Java以外のプログラミング言語が使われており、RubyやPHPなどを学べば働き先に困ることはまずありません。

それなのに、なぜあえて転職保証コースでJavaを選択しているのか?

これは単純に『現時点で一番需要のあるプログラミング言語がJavaだから』です。

実際に求人サイトを軽くリサーチしてみると、その理由がすぐに分かります。

数多くのプログラミング言語が世の中に広まってるとはいえ、今の日本で一番使われているプログラミング言語は何かと調べれば、間違いなくJavaが出てきます。

つまりテックアカデミー側が転職保証コースを作ってJavaを採用することによって、受講者が就職できないリスクを下げるための施策を取っているのです。

万が一転職保証コースで就職できない人を生み出してしまえば、スクール側も3ヶ月の労力が無駄になりますからね。

条件の一つに『カリキュラムを全てクリアした方』という項目がありますが、この課題を全てできる人は問題なく就職できるレベルになるようスクール側も考えているはずなので、実は保証を付けるリスクを下げるための選択肢としてJavaを選んでいると考えられます。

他スクールの転職保証コースとテックアカデミーを比較してみる

私たちはスクールを利用する側の人間ですから、当然どのスクールを利用するかを選ぶ権利があります。

実際調べてみると、現在プログラミングスクールの中で転職保証コースを打ち出しているところはいくつかあります。

今回に関しては、あまり名前を聞かない・評判がよろしくないスクールは省いて比較させていただきます。

就職成功率99%のテックエキスパート

こちらのスクールに関しては、他のスクールにはない強みがいくつかあります。

  • 転職成功率99%
  • 10週間で転職実現
  • 未経験者99%
  • 価格:598,000円(月々30,000円〜)
  • 30才以上OK
  • 東京・大阪・名古屋・福岡で受講可能

まず、プログラミングスクールの中で30才以上の人を受け入れている環境はそこまで多くはありませんが、テックエキスパートは転職が難しくなると言われる30才以上であっても積極的に受け入れています。

こちらで学ぶ言語は『Ruby』となるため、データベースの基礎やSQL、オブジェクト指向なども網羅しているため、これを身につければ即戦力として働けるレベルにまで成長できます。

未経験からの完走率98%『テックブースト』

そしてこちらのスクールの特徴は以下の通りです。

  • 転職支援数3000件以上
  • 転職成功率94%
  • 転職先は一部上場・ベンチャーなど多数提携あり
  • 未経験からの完走率98%
  • 料金:598,000円(24,917円〜)

こちらのスクールは未経験からの完走率が高いため、サポートに強く力を入れていることが分かります。

ここで学べる言語はRubyやPHP・データベースなど、これから必要とされる言語は一通り学習することが可能です。

テックアカデミーの転職保証コースは他スクールよりも安い

実際に転職保証の付いているスクールを比較してみると分かりますが、テックアカデミーの転職保証コース298,000円の金額は、この業界ではかなり安く設定されていることが分かります。

実際転職保証を付けることは、スクール側もそれ相応のコストがかかりますから、どうしても安い金額で設定することは難しくなります。

テックアカデミーの転職保証コースを選ぶ最大のデメリットとしては

『Javaしか学べない』

という点が挙げられます。

そしてこの裏に隠されているもう一つのデメリットとしては

『SES系企業に転職させられる可能性が高い』

という点です。

実際、最初に言語としてJavaを選択すると、そのほとんどの転職先はSES系の企業になります。

この働き方は、他社の企業のプロジェクトに参加する派遣要員となるため、どちらかというとIT土方として扱われる可能性が高いです。

自社に常駐するエンジニアと比較すると、半年・数年後のスキルの伸び方に大きく差が生まれるため、できれば最初はSES系企業ではなく自社開発の会社に入るべきです。

その選択肢を取る場合には、やはりテックエキスパートのようにゼロからサービスを開発してリリースまで経験できるスクールを選んだ方が得策だと言えます。

テックアカデミーの転職保証コースをおすすめできる人

私自身は、正直テックアカデミーの転職保証コースは一番の選択肢としては考えません。

仮に他のスクールよりも安い金額で受講できて働けるようになったとしても、SES系企業に入ってしまうと将来的な賃金の伸びに差が出てきますので、結果的に開発からリリースまで学べるスクールの方が稼げる可能性は高いです。

ただ、それは『個人のキャリアの積み方』によっても変わるため、テックエキスパートの転職保証コースを上手に利用して、SES系企業で経験を積んで転職する選択肢も選べます。

とはいえ、実際テックアカデミーを利用した卒業生の年収アップの平均額が67万円となっているため、そこまで心配することでもなさそうですが。

なのでこちらのテックアカデミー転職保証コースをオススメできる人としては

  • スクールの費用をなるべく抑えたい
  • 需要の高いプログラミング言語を学びたい
  • 地方在住で都内のスクールに通えない

このような人たちには利用する価値のあるスクールだと言えます。

もし費用に余裕があり、都内でガッツリプログラミングを学べるスクールを探している場合には、テックエキスパートやテックブーストなどのスクールも選択肢として考えておきましょう。

まとめ

プログラミングスクール選びは、ある意味自分の未来を大きく変える重要な決断でもあります。

もちろん、どの転職保証コースを利用しても、正しく学習をすれば転職できることはほぼ確定しているため、最初はそこまで考えすぎる必要はありません。

ただ、それぞれスクールによって力を入れている部分が違うため、自分に本当に合っているスクールを探す努力は必ずすべきです。

そのために、どのスクールも最初に『無料カウンセリング』を取り入れているため、一度全てのスクールの話を聞いてみてから受講する場所を選ぶのが得策です。

この業界は、最初の一歩を踏み出すことができると、あとは面白いように収入を伸ばしていける業界でもありますから、ぜひ上手にスクールを活用してエンジニア人生をスタートさせましょう。

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