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最近、会社で出世したくない若者が増えていることが問題になっているようですが、この問題に関しては、私自身は『若者側の意見に賛成』の立場なので、会社での出世に興味がない人たちを否定することはありません。

むしろ、会社で出世競争で勝ち残るような考え方の方が否定的です。

もちろん、数十年前の社会であれば、そもそも働き方が会社員しかありませんでした(フリーターなんかまずいない)から、当然その会社であらゆる手を尽くして出世していくことが正しい世の中だったはずです。

しかし今の世の中を見てください。

ネットを使う人ならば誰もが分かっていることですが、そもそも

『会社勤めをせずとも人生を楽しく過ごしている人が山のようにいる』

ため、わざわざ会社で出世して地位を高めることを重要視するよりも、自分らしい人生を生きることにフルコミットした方が幸せなんじゃないかと思う人が増えてきています。

今の社会は『会社=出世を目指すべき』という価値観ですが、ここではその考え方に縛り付けられている人のために、出世に興味がないことはむしろ今の時代で活躍する一つの材料である根拠をつらつらと話していきたいと思います。

ただ、これを読むと本当に会社での出世競争に興味がなくなるリスクがあるので、それだけはご注意ください。

今の時代で出世する意味って何なのか?

とりあえず、あなたが出世と聞いた時、最初に何を思い浮かべるでしょうか?

地位?

昇給?

人によっては立場が良くなることを喜ぶかもしれませんが、出世したいと願う人の多くは

『給料がアップする』

ことが一番の理由だと思います。

それを踏まえた上で、一度こちらのグラフをご覧ください。

これは平成9年から平成27年までの平均年収をグラフにしたものですが、日本の会社員の平均年収は右下がりでどんどん減ってきており、平成21年には年収410万円を下回ることもありました。

そこから徐々に年収が上がっているように見えますが、平成9年の頃と比較すると、明らかに今の年収は低くなっていることが分かります。

つまり何が言いたいかというと、会社で出世した場合でも数十年前と同じ給料を貰うことはできないため、言ってしまえば

『出世して多少給料はアップしたけど、それに比例しないくらい責任が重くなる』

という現象が起こるのです。

これは当然ですよね?

今までと同じ役職の人が上にいたんですから、自分がその役職になれば当然責任の重い仕事を任されることになります。

しかし現代と数十年前とでは平均年収が全く違うため、辛い仕事に見合った対価が支払われない可能性が高いのです。

平均年収が10万円下がるだけでも相当深刻なのに、数十年前と今とでは平均年収が50万円以上開いているため、出世することを望まない若者が増えてもなんらおかしくはないのです。

出世すると給料がほんの少しだけ増えるが責任は意味わからんくらい増える謎社会

仮に、私が会社員として働く会社が出世することによって高い給料を支払ってくれるのであれば、そこで出世することに力を注ぐかもしれません。

しかし、出世して微々たる昇給を望んで責任の重い仕事をしたい人が一体どれだけいるでしょうか?

  • 会社の仕事がやりがいがある
  • 会社が好きでずっと働いていたい

このような熱い気持ちを持っているのであれば、積極的に出世を狙うことは良いことです。

しかし、会社員として給料を貰えればそれでいいと考えている場合、微々たる給料の昇給のために自分の時間を会社に注ぐ必要はないと私は考えています。

仮に、今の給料にプラスして1万円の昇給をするとします。

そのプラス1万円のために、責任の重い仕事を任されたことによって、帰る時間がいつもより2時間遅くなってしまいました。

そうなると、時給換算で考えると普通に時給500円を切るような昇給ですから、正直かなりコスパの悪い働き方になります。

『年収がアップすればプライベートは減少する』

これは昔から言われていることですが、今の時代は年収がアップせずにプライベートが減少するという謎社会になってきているのです。

そりゃ多くの人は出世したがりませんよね。

これからの時代で出世するよりも大切なこととは?

会社員としての働き方は『収入の柱』となるため、この働き方を否定する気はさらさらありません。

ただ、このブログを書いている私が会社員的思考ではなく『起業家・フリーランス的思考』を持っているため、これからの時代で稼げる人間になるための方法が出世ではないことはすでに答えは出ています。

もし仮に、自分が大きな会社で出世を狙っていたとしても、そこで上位のポストに位置している人を検索してみてください。

高い確率で

『会社外から優秀な人間を引っ張ってきて高い地位に入れている』

ため、自分がどんなにその会社で頑張っても実現できる地位は限界があります。

しかも給料もそこまで高くはならない。

となればやることはただ一つ。

『自分自身で収入を生み出せるようになる』

これしかありません。

今の会社員の給料に満足しているのであれば、わざわざ自分で収入を生み出す必要はありませんが、今の時代は月5万円程度の収入であれば、誰でも作り出せます。

会社で出世して1万円の昇給をするよりも、明らかに自分で月5万円以上の副収入を生み出した方がコスパよく生きることができます。

現代は『自分でメディアを持てる時代』なので、いくらでも個人で発信することが可能になりました。

動画を使ったり、ブログを書いたりして自分の情報を発信すれば、それだけで多くの人に見られます。

そこに広告を貼り付けてメディアを運営すれば、テレビのCMのように広告収入を得ることは誰でもできるのです(個人だとテレビほど利益は出せませんが)。

これは一つの手段ですが、それ以外にも個人で稼ぐ方法は山のようにあります。

  • インターネットがある
  • パソコンがある
  • スマホが使える

これは『数十年前にはなかったツール』なので、それを考えると、むしろ平均年収が低い現代の方がコスパ良く働きやすくなっていると言えるのです。

定年退職・年功序列はすでにぶっ壊れてます!

そして出世することに執着する必要のない一番の理由はここかもしれません。

定年退職・年功序列の制度がすでにぶっ壊れ、最近では40代で会社が定年を迫るような流れも強くなっています。

これだけ聞くと

『じゃあ出世しておいた方がリストラされないんじゃないの?』

と思われるかもしれませんが、実際はそんなこともありません。

というより、世の中の90%以上の中小企業は10年以内に倒産しています。

それを考えると、一つの会社にしがみついて出世をしていく生き方よりも、自分でスキルを身につけて個人で稼ぐ・フリーランスとして稼げる人の方が圧倒的にコスパ良く生きることができるのです。

そしてさらに注目すべきは厚生労働省のこの発言です。

2035 年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの 塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジ ェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の 変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。その結果、企 業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」の ようなスタイルは変化を迫られる。

引用元:厚生労働省

つまり簡単に言ってしまえば、これから数十年後の2035年には正社員という働き方ではなく『一つの企業に所属しないフリーランス的な働き方』が当たり前になると話しているのです。

例えば、一つの仕事を立ち上げる際に、必要な人材を外部から確保してその目的に向かってプロジェクトを進めていく。

そしてそのプロジェクトが終われば、そこで働いていた人たちは次の仕事場へと移っていくような感じです。

一つの企業に所属し続ける会社員を雇い続けるメリットは、これからの時代基本的にはありません。

正社員・終身雇用というのは、結局『高度経済成長期に人手を確保する最適な手段』として作られたものなので、この働き方が変わることは当然といえば当然なのです。

あの時代は、物を作れば売れる時代でしたが、今は物が世の中に溢れすぎて作っても売れない時代ですからね。

まとめ

時代がこれからどう流れていき、この先どのような働き方が主流になるのか?

これをざっくりとでも理解していると、これから自分がどのような働き方をすべきかが見えてきます。

高い地位を手に入れて、会社にいるだけで大きな収入が得られるような会社組織はこれから崩壊していきます。

これからは、個人として社会から求められるスキルを持った人間がプロジェクトに参加し、そこで結果を出していく働き方がスタンダードになるでしょう。

それを考えた時、今の自分の生き方が未来で通用するのか?

これは一度考えておく必要がありそうです。

出世に関しては、一つの企業に執着する原因ともなりますので、そこまでこだわる必要もないでしょうね。

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