ワードプレスを運営していると、必ず気になってくるのが
『自分のサイトの表示速度はどれくらいなのか?』
ということです。
事実、サイトの表示速度が遅い場合、自分のサイトが開く前にユーザーが離脱してしまうことが多いため、この対策をしているのとしていないのとではアクセスに大きな差が生まれます。
ですが初心者の場合、サイトの表示速度をそこまで意識せずに運営している人も数多くいます。
対策をすれば大きなメリットがあるのにも関わらず、難しそう・分からないという理由でこの対策をしていない人のために、今回はサイトの表示速度を改善してくれるプラグイン
『EWWW Image Optimizer』
についてお伝えしていきたいと思います。
これを導入することによって、今後あなたのサイトのアクセスに大きな変化が起こるかもしれません。
好きなところから読んでください
プラグイン『EWWW Image Optimizer』とは?

こちらのプラグインは、私たちがワードプレスで使っている
『画像ファイル』
を自動で圧縮してくれるものになります。
通常、ワードプレスの記事に画像を入れると少しサイトの表示速度が遅くなりますが、こちらのプラグイン『EWWW Image Optimizer』を導入すると、画像を圧縮し、サイトの表示速度が遅くなることを防いでくれます。
- 今まで使った画像
- これから使う画像
この両方を圧縮することができるため、記事数が多く、たくさんの画像を使用しているサイトであれば、このプラグインによってサイトの表示速度の改善が期待できます。
『EWWW Image Optimizer』を導入するメリット
こちらのプラグインを導入することで、サイトの表示速度が大幅に早くなることはそこまで期待できませんが、画像を圧縮することで、今まで遅かった表示速度が改善する可能性が高いです。
実際に面白いデータがあるのですが
引用元:ピングダム / Does Page Load Time Really Affect Bounce Rate
ウェブサイトにアクセスするユーザーは、サイトの読み込み時間が3秒以内であれば直帰率は9%前後なのですが、これが3秒を超えてくると直帰率が急激に増えていき、5秒を超えると約40%のユーザーがサイトから離脱してしまいます。
わずか数秒の差ではありますが、数秒違うだけで半数近いユーザーがサイトに訪れなくなるため、コンテンツに力を入れる以前の問題として、このサイトの表示速度の改善は死活問題と言えるのです。
原因はいくつかありますが、その大きな要因となっているのが『画像の使用』であることは間違いありません。
画像を圧縮して軽くすることによって、このサイト表示速度を早めて離脱してしまうユーザーをサイトに呼び込むことが可能になるのです。
つまり、自分のサイトでたくさん画像を使用している場合には、必須のプラグインだということです。
『EWWW Image Optimizer』のインストール・設定方法について
こちらのプラグインのインストール・設定方法はとてもシンプルです。

まず最初に、ワードプレス左の『プラグイン』から『新規追加』を選択しましょう。

そして右上の欄に『EWWW Image Optimizer』を入力すると、検索結果としてプラグインが出てきますので、これを『インストール』→『有効化』すれば、ワードプレスに『EWWW Image Optimizer』をインストールできます。
『EWWW Image Optimizer』の設定
実際にインストールが終わったら、次はいくつか設定をしていきましょう。
『プラグイン』から『EWWW Image Optimizer』の『設定』の項目を選択します。
Basic設定

最初は赤枠で囲った『Basic』の項目を選択してください。

この赤枠で囲った『Remove Metadata』という項目にチェックが入っているかどうかを確認しましょう。
ここにチェックが入っていれば、自動的に画像のメタデータを削除してくれるため、可能な限り使用している画像を圧縮してくれます。
Convert設定

そしてもう一つの設定項目として『Convert』を選択しましょう。
その中に『コンバージョンリンクを非表示』という項目があるので、ここにチェックが入っているかどうかを確認します。
これらの設定が終わったら『保存』を押して終わりです。
次は実際に『EWWW Image Optimizer』を使っていきましょう。
『EWWW Image Optimizer』の使い方
このプラグインを使う場合、やることはシンプルに2つだけです。
- 今使用している画像の圧縮
- これから使用する画像の圧縮
今使用している画像の圧縮
すでにサイト内で使用している画像を圧縮する場合には

ワードプレスサイドバーにある『メディア』の『一括最適化』を選択します。

そしてその中にある
『最適化されていない画像をスキャンする』
を選択すると、現在使用している画像の圧縮が始まります。

最適化が終わり『最適化するための画像がありません』という表示が出れば、現在使用している画像を全て圧縮できています。
これから使用する画像の圧縮
こちらのプラグインでは、これから使用する画像は自動的に圧縮されるため、新しい画像に対しては特に何もする必要はありません。
実際に画像が圧縮されているかどうかを確認したい場合には、ワードプレスサイドバーの『メディア』から『ライブラリ』を開き、そこに

画像の最適化がされているかどうかをチェックする項目があるので、これを確認してみてください。
まとめ
そこまで難しい手順は必要ありませんが、実際に画像の圧縮をすると、サイトの表示速度が大きく改善され、SEO的にも良い効果が出るはずです。
サイト表示速度を上げるために細かいテクニックは様々ありますが、その中でも画像を圧縮することは最も効果的な表示速度改善方法とも言われていますので、ぜひこちらの『EWWW Image Optimizer』を導入してみてください。
サイト運営というのは、1秒の違いが明暗を分けますからね。