最近私の周りでは、会社を辞めて自分でビジネスを立ち上げ、誰よりも人生を謳歌している人たちが増えてきています。
会社員という働き方を否定するつもりはありませんが、これからの時代は会社員という働き方以外にも数多くの選択肢があるのも事実です。
当サイトでは、そのきっかけ作りとしてビジネスのやり方をお伝えさせていただき、最終的には『自分がやりたいことをビジネスにしてもらう』ことを目標としています。
というより、すでにその夢を叶えていただいている人もたくさんいます。
そんな中で、最近多くの方が憧れている働き方『ノマドワーカー』という言葉が取り上げられていますが、一体このノマドワーカーというのはどんなものなのか?
その点について分かりやすく解説していきたいと思います。
好きなところから読んでください
ノマドワーカーの実態について

そもそもこのノマドワーカーという言葉は、実はnomad(遊牧民)という意味があります。
ご存知でしたか?実はこの名前の由来は私も最近知りました。遊牧民のように、どこにも縛られることなく自由な働き方ができるという意味で使われており、すでに日本ではノマドという言葉は浸透しつつあります。
もし『ノマドって何?』と聞かれたら『実は名前の由来は遊牧民からきてるんだよ』と教えてあげてください笑。
私自身もノマドワーカーの一人となるのですが、ではこのノマドワーカーという仕事をしている人たちはどのような特徴があるのでしょうか?
起きる時間、寝る時間が自由
個人的に一番のメリットとしては、会社という決められた場所に行く必要がないということです。
会社員の場合、毎朝決まった時間に出社し、そこで決められた業務をこなし、決められた時間に帰宅する。
場合によっては残業を頼まれることもあるため、帰宅時間が遅くなることも覚悟しなければならない。おそらくこのような働き方が基本となります。
しかしノマドワーカーの場合、特に会社に出社する必要もありませんし、特に起きる時間も決められていません。
そうなると、起きる時間、寝る時間は自分で全て決めることができるため、会社員に比べると圧倒的に楽です。
ただし自己管理が甘いと、生活がかなり乱れることもありますので、これはメリットでもあり、実はデメリットでもあるのです。
仕事をする場所を決められていない
そしてノマドワーカーは仕事をする場所も自由です。
例えばいつも家で仕事をしている場合『今日はなかなか仕事が手につかないな~』と思えば、近くのコワーキングスペースに足を運んだり、カフェでお茶をしながら仕事もできます。
働く場所を決められていないため、いくらでも気分転換が可能です。
ただ一つ気をつけていただきたいのは、カフェが混雑する時間に、ノートパソコンを持参して長居すると、店側に迷惑がかかりますので、勘違いノマドワーカーにならないためにも、その点の配慮は忘れないようにしましょう。
誰かに縛られる必要が全くない
自分の生活スタイル、働く場所の全てが自由ですし、仕事内容によっては誰かに縛られる必要はありません。
例えば決められた日までに終わらせなければならない仕事であれば、ある程度の拘束はありますが、基本的にノマドの働き方は人に縛られることはありません。
自分自身で仕事を選択できますし、自分がやりたくない仕事は断ることもできます。
本当の自由を手に入れるためにはある程度スキルが必要となりますが、ノマドという生活スタイルを極めようと思えば、本当の意味で自由になることができます。
ノマドワーカーにもいくつか職種がある

一言で『ノマドワーカー』と言っても、働き方としてはいくつか種類があります。
今会社員として働いている人が、いきなり『ノマドワーカーになりたい』と思っても、実際にどのような仕事で収益を出すのか?が決まっていなければ実現することができません。
今ノマドワーカーとして働いている人たちが、どのような仕事をして生計を立てているのかをご紹介していきます。
デザイナー
ノマドとしての働き方の代表的存在といえば、このデザイナーが挙げられます。
デザイナーとしての働き方の多くは『インターネット』を使ったもので、主にウェブデザイナーやグラフィックデザイナーなどのWEB関連の仕事が多いです。
注意点としては、これらの仕事はある程度実績をあげなければ仕事の依頼が来ることはありません。
例えば全く仕事の経験がないのにフリーランスとしてデザイナーの仕事を募集しても、今までどんな仕事をしてきたのかが全くわからないので、クライアントも仕事の依頼をしづらいのが事実です。
自分のホームページを作り、今までどんな仕事をしてきたのかを公開することによって、自分のコンセプトに共感してくれる人が仕事の依頼をくれるようになります。
デザイナーに関しては、初動は大変ですが、一度信頼を勝ち取ることができれば、ノマドとして生活することはできるでしょう。
ブロガー
最近ノマドワーカーとしての働き方の中で、この『ブロガー』は増えてきている印象があります。
ブロガーというのは、自分自身のブログを立ち上げ、そこでアクセスを集めて様々なキャッシュポイントを設置して収益を得る方法です。
今までブログを運営したことがない人はイメージしづらいかもしれませんが、ブロガーという働き方は自分自身にブランディングができるため、ブロガーとして活躍するだけで他の仕事の依頼が舞い込んで来ることもあります。
『自分文章を書くのには自信があります!』という場合には、このブロガーとしての働き方は向いているかもしれません。
アフィリエイター
ブロガーとは少し違いますが、このアフィリエイターという働き方も最近注目を集めています。
アフィリエイターは、企業側が紹介してほしい広告を選び、自分の媒体を使ってその商品を紹介し、紹介料を報酬としてもらうビジネスになります。
わたし自身はこのアフィリエイターという働き方に含まれると思います。
集客のスキル、コピーライティングのスキルなどが必要になりますが、インターネットで物を売れるというのが最大の強みとなります。
ある程度スキルが身につけば、幅広いジャンルからの依頼やコンサルなどの話も出てきます。
まだまだアフィリエイターの人口は少ないので、ノマドとして働きたいのであれば、まずはアフィリエイターを目指してみるのも面白いと思いますよ。
プログラマー
プログラマーに関しては、最初スキルを身につけるのは大変ですが、一度スキルを身につけてしまえば高い報酬を得ながら働くことができます。
すでに企業でプログラマーとして働いている人が独立してフリーランスになることもあるため、最近ではこの職業でノマドを楽しんでいる人も増えているようです。
人によってはプログラミングのスキルを活かして自ら新しいサービスを生み出すこともできるため、スキルによって報酬の金額も飛躍的に高まることでしょう。
もし一からプログラマーを目指すとなると、プログラミングというスキルを習得しなければなりません。
プログラマーに関しては、現在かなり人口が少ないため、実績がつけば引く手数多の存在になることができます。
ノマドワーカーの収入について

ノマドワーカーとしての働き方には様々な職業があることをお伝えしましたが、リアルな話、ノマドとして働いている人たちの収入は一体どれくらいなのか気になりますよね?
これに関しては、結論『人によってバラバラ』としか言いようがありません。
例えばフリーランスでエンジニアをやっている場合、年収数千万円レベルの人もたくさんいます。
逆に『自由に生きることができるお金があれば良い』という考えでノマドを選んでいる人は、そもそもお金というものにそこまで執着がありませんので、意外と質素な生活をしていたりもします。
ノマドワーカー最大の魅力は『自分の求める生活によって収入をコントロールすることが可能』だということです。
例えばノマドとして働いていたけど、仕事にやりがいを感じてさらに利益を伸ばしたい!そう考えたのであれば自分の会社を設立してガッツリとビジネスができます。
逆にとにかく自由な時間が欲しいから、そこまで収益を得られなくても良いのであれば、働く時間を短くしてそこそこの収益で落ち着かせることもできます。
ノマドワーカーの収入に関しては『人によってバラバラ』であるのが事実なので、そこは自分の理想とするライフスタイルによって判断していきましょう。
ノマドワーカーという働き方の現実

最近この職業に憧れている人も増えてきているようですが、実はノマドワーカーという働き方に憧れている人の大半は、この理想とするライフスタイルを実現できていません。
というのも、ノマドワーカーというのはあくまでも結果でしかありません。重要なのは『ノマドワーカーとしての働き方を実現して、自分がどのようなライフスタイルを過ごしたいのか?』ということです。
ノマドワーカーになることがゴールになってしまうと、どこにも縛られずに働ける環境は手に入るかもしれませんが、自分が本当にやりたいことが見つからずに、逆にストレスになることもあります。
誰にも縛られないということは『全て自己責任で解決する』必要があります。会社が守ってくれるような働き方ではありませんので、考えている以上に色々な問題が発生します。
その時に自分がやりがいを感じる仕事を選べなければ、むしろ会社員時代の方が規則正しい生活ができたということもあり得るのです。
この点に関しては、こちらの記事を読むと分かり易いと思います。
▼参考記事
ノマドワーカーという言葉に憧れると、後々大変な思いをするかもしれませんので、そこは注意しておきたいポイントです。
会社に属す以外の選択肢

今までは会社に定年まで勤めて、その後は年金暮らしというのが幸せの形でしたが、これからの時代で『会社で定年まで働く人はごく一部の人だけ』になるでしょう。
ニュースを見れば分かるように、今まで生涯安泰と言われていた堅い仕事も、最近はリストラされるようなご時世です。
多くの方は、この世の中をネガティブに捉えがちですが、私個人的には『これからは働き方が変わる』ことを示唆しているような気がしているため、むしろ前向きに捉えています。
自分でビジネスを始めることができれば、会社に属する以外の選択肢が一つ増えることになりますので、気持ち的にも楽になります。
もし会社が倒産したら・もし会社から首を宣告されたら‥、色々と不安な要素があると思いますが、自分の手で生きていけるという確信が持てれば、この先の未来も前向きに捉えられると思います。
ある意味ノマドワーカーという働き方は『選択肢の一つ』として考えるべきでしょう。
ノマドワーカーとして成功している人の共通点

新しい働き方である『ノマドワーカー』ですが、この働き方で成功している人が多いのも事実です。
実はその人たちにはいくつか共通する成功のポイントがあります。
1年を通しての収入の計画がある

人間生きるためには必ずお金が必要となります。いくら自由な職業だとはいえ、安易な気持ちでノマドワーカーになってしまうと、いずれ収入が途絶えて会社員に逆戻りするパターンもあります。
どんな働き方でも、収入を得るということは『仕事をすること』になりますので、自分がどれだけの収入を得られるかを計画することは何よりも重要なポイントとなります。
この計画がふわっとしていると、何をやっても中途半端に終わる可能性も考えられます。
ノマドワーカーという自由度の高い仕事を選んだとしても、必ず現実的な収入計画を立てることが成功への近道となります。
自己管理に長けている

実際にノマドワーカーとして働いてみると、スイッチのオンオフの切り替えがとても難しくなります。
ある意味毎日が休日のような働き方ですから、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。起きる時間も自由、寝る時間も自由となれば、人間誰しも生活が乱れがちになることでしょう。
しかしそんな生活を続けていては、ノマドワーカーではなくただのプータローへと変貌してしまいますので、ここは気をつけたいところですね。
▼参考記事
ノマドとして成功している方たちは、もれなく自己管理に長けている人が多いです。
誰よりも自分に厳しく、そして誰よりも自分を成長させたいと思っている方が多いため、楽に生活ができるという気持ちでこの働き方を続けているわけではないと考えられます。
働く時間と自由時間をきっちり分けている

そして働く時間が自由ということは、いつ働いていつ休んでも誰にも怒られることはありません。
ある意味働こうと思えばいくらでも働くことができるのです。ノマドワーカーの方々に関しては、この働く時間と自由時間をきっちり分けている方が多い印象です。
例えばノマドワーカーとして南国に移住した場合、毎日海でゆったりとできますが、働くときは働かなければ生活ができなくなります。
その気持ちの切り替えをしてスイッチの切り替えをすることで、仕事もプライベートも充実させることができるのです。
やりたいことを仕事にするのは可能な時代
私自身はノマドワーカーを全肯定しているわけではありません。人によってはこの働き方を取り入れると、どんどん堕落してしまう可能性もあります。
ちなみに私自身は家で仕事をするとあまり集中ができないタイプなので、事務所を借りたりコワーキングスペースで作業することがほとんどです。
自分でビジネスをするということは楽しいことではありますが、一方で全ての責任が自分に降りかかってきますので、もしかしたら会社員の方が楽だと感じる方もいることでしょう。
ノマドワーカーという働き方は、良い面ばかりが取り上げられていますが、その裏に潜むリスクを考慮した上で、自分のやりたいことを仕事にすることが成功する重要なポイントとなるでしょう。
まぁ人生全般で言えることですが、リスクを避け続けることの方がリスクになることがほとんどなんですけどね。
▼こちらも読まれてます
この先ノマドワーカーのような働き方をする人が増えることが予想されますので、この先もどんどん自分のやりたいことを仕事に変えていってほしいと思います。
まとめ

新しい働き方の一つとして、今回はノマドワーカーをご紹介させていただきました。
多くの方はノマドワーカーという働き方に憧れると思いますが、実際にこの働き方を取り入れてみると『う~ん、少し違うな』と感じることも出てくるかもしれません。
途中でもお伝えしましたが、重要なのはノマドワーカーになることではなく『将来的に自分がどんなライフスタイルを過ごしたいのか?』を明確にしておくことです。
ここがブレてしまうと、中途半端な状態で脱サラをする可能性もあります。まずは自分が理想とする生活スタイル、そして将来的な自分の理想像を考えてみましょう。
そしてその理想を叶えるために自分にどんな働き方があっているのかを考え、一番最善の選択をしていただければと思います。