どんなに内容のあるコンテンツを書いたとしても、ネットで検索して『タイトル』に魅力がなければそのコンテンツは読まれることはありません。
人間でも言えることですが、相手に与える第一印象でほとんど決まってしまいます。どんなに頭が良くスキルが高い人でも、身だしなみが不潔であれば印象は大きく変わってしまいます(私は面白いと思えるタイプですが笑)。
人は見かけで9割決まるとも言われているように、このサイトの記事タイトルというのは、ユーザーの印象を大きく変える重要なポイントとなります。
ある意味、記事タイトルさえよければ、内容がほとんどないブログであっても、1回はクリックされると思います(記事が読まれることはないと思いますが)。
なのでここでは多くの読者からクリックされる魅力的な記事タイトルを付ける方法について具体的に解説していきたいと思います。
好きなところから読んでください
記事タイトルが悪いとまず読まれない

普段あなた自身がインターネットで何かを検索するとき、おそらく何か一つのキーワードを打ち込んで探すと思います。
例えば私の場合、最近筋トレにハマっているため、yahooの検索画面から『筋トレのやり方』という検索をします。
そうすると、筋トレに関する情報を載せているサイトが山のように出てくるため、そこから自分が欲しい情報が書かれているサイトをピックアップして参考にしていきます。
どんなキーワードでも、検索結果として出てくるサイトは膨大です。しかしその中で『ん?このサイトに書かれている内容は気になるな』というものがいくつかあります。
結局それは『記事タイトルを読んで興味を持った』からですよね?あなた自身もすでに経験されているように、その記事を読むか読まないかは『記事タイトルに全てかかっている』と言っても過言ではないのです。
タイトルを意識している人はごく僅か

とはいっても、実際にこの記事タイトルに力を入れている人はほとんどいません。
中には奇をてらった表現をして読者を惹きつけている人もいるようですが、基本的にこのやり方は推奨しません。
私が意識していることは『記事を読んでもらうためのタイトル』だけではなく『どんな記事が書かれているのか気になるタイトル』を付けることです。
シンプルな言葉遣いであっても、読者から興味を持ってもらうタイトルを付けることは可能です。
最終的な目標は、自分のサイトの記事を読んでもらって『読者の悩みを解決すること』ですから、ただ記事タイトルにこだわっても、結局読者を満足させることはできません。
しかしそれ以前に、タイトルに力を入れている運営者も少ないのが現状です。
魅力的なタイトルとそうではないタイトルの違い

同じ日本語を使っているのに、なぜ魅力的なタイトルとそうでないタイトルに分かれてしまうのか?
この点に関しては、実際にネット上で自分が気になるキーワードを検索してもらうと分かりやすいので、今回の記事を読み終わったら実際にリサーチをしてみましょう。
基本的に読みたいと思わないようなタイトルの共通点としては『シンプルすぎる』ことです。
例えば先ほど例に出した『筋トレのやり方』に関する情報を検索した場合、検索結果として『筋トレのやり方』がそのまま出てきても
- どんな筋トレのやり方なのか?
- 誰に向けた筋トレのやり方なのか?
色々と疑問が出てきます。もし他のサイトで筋トレのやり方に関する記事がなければ読むかもしれませんが、もしその他のサイトで
- 1週間で効果を実感できる筋トレのやり方
- 隙間時間で腹筋が割れる筋トレのやり方
というような記事が出てくれば、おそらく多くの方はこちらの記事を優先的に読むでしょう。
タイトルの付け方一つで多くの読者を逃してしまうことにもなりますので、ここは意識していただきたいポイントですね。
思わずクリックしたくなるタイトルの共通点

悪い例を出したところで、実際に自分がサイトの記事を書いたときに『どのようなタイトルを付ければクリックしてもらえるのか?』を具体的に考えていきましょう。
無意識に魅力的なタイトルをつけることができる人もいますが、多くの場合は最初にいくつかのポイントを意識する必要があります。
読者を限定する
逆効果だと思われるかもしれませんが、実はタイトルの時点である程度読者を絞っておくとクリックされやすくなります。
というのも、抽象的な表現で多くのターゲットを狙うのと、具体的な表現で一部の読者をピンポイントで狙うのでは、圧倒的に後者の方が読まれる可能性が高いのです。
例えば『初心者必見!』と記事タイトルの最初につければ、そのジャンルの初心者を呼び込むことができますし、『20代』というワードをつければ、20代の読者をターゲットとした記事であることが分かります。
実際に人気のある記事をリサーチしてみると分かりますが、ほとんどが読者を絞って記事タイトルを付けています。
自分が書いた記事がどんな読者に読んで欲しいのかを考えて、それに見合ったタイトルをつけると、クリック率も高まりますし、ブログの滞在時間も伸ばすことができます。
疑問形で終わらせる
これは少しテクニック的な話ですが、タイトルの最後を『?』で終わらせると、多くの読者は『どういう内容が書かれたサイトなんだろう‥』と興味を持ちます。
これはテレビや映画の宣伝を見ると分かりやすいですが、ほとんどが『その映画・テレビを見たい』と思われるように疑問の残る紹介方法を取り入れています。
- ○○をする方法とは?
- ○○は実は危険だった?
というように、タイトルの最後にはてなマークをつけることで、その続きが気になってしまいます。
あまり頻繁に使いすぎると『またこの人同じ表現使ってるよ』と思われてしまいますので、その点は注意しておきましょう。
しかし疑問形で終わらせるという表現方法は、初心者でもすぐに使えるテクニックなのでオススメです。
認知的不協和を使う
この認知的不協和というのは『反社会性』とも言われており、私たちが普段生活している常識とは違ったことを取り入れるテクニックになります。
例えば私たちの生活では『頑張る』ことが正しいとされていますが、そこであえて『頑張らなくても良い方法』のように普通とは違った表現をすることで『えっ?どういうこと?』と読者から興味を持ってもらうことができます。
何度も例に出している『筋トレ』で言えば『たくさん食べても効果が出る筋トレ』のように、全く反対の要素を取り入れるのです。
この方法はとにかく興味を引くことができますので、自然とクリック率は高まります。
しかし注意点としては、記事タイトルと内容が全く違うと、ブログの滞在時間が短くなりますので、その点は工夫が必要となります。
数字を入れてみる
人間というのは基本的に全員めんどくさがりです。
そのため、極論を言ってしまえば『文章すら読みたくない』のです。
ネットで検索したユーザーの大半は流し読みなのでそこまで気にする必要はありませんが、事前に『3つのテクニック!』のように数字で内容を限定してしまえば、読者も読みやすくなります。
長い文章を読むよりも、最初の時点で書かれている内容を把握できれば『3つなら読んでみるか』と思えるのです。
それ以外にも『トップ1%しか知らないノウハウとは?』のように数字で希少性を高めることもできます。
数字を使うことによって『そのブログにどんな情報がどれくらい書かれているのか』を伝えることができるので、これは便利な表現方法として使えます。
全てネット上に答えが書いてある
まだまだテクニック的な話はたくさんあるのですが、正直な話、これらの要素を全て伝えてもいきなり全部を取り入れることはできません。
それにあなたが今どんなジャンルでサイトを構築しているのかも分かりませんので、こちらから具体的なアドバイスをすることも難しいです。
しかしネットの便利なところは『正解は全てネット上に公開されている』ため、わざわざ難しい本を読まなくても魅力的なタイトルを作ることは可能です。
検索結果で上位表示しているものは、多くのユーザーが読んでいるものですから、そのタイトルにどんな要素が使われているのかをリサーチして、自分のサイトに生かすことができるのです。
おそらくですが、今回ご紹介したテクニックはどのサイトでも使われていると思いますよ。
嘘を書く必要はない
記事タイトルに力を入れると、人によっては『記事の内容に書かれていないことまでタイトルに付けてしまう』こともあります。
いくらクリック率が高まると言っても、タイトルに嘘を書く必要はありません。
実際に嘘のタイトルで読者を集めたとしても、記事を読めば嘘であることに気づきますから、むしろサイトの評価は下がってしまいます。
オーバーな表現で嘘をつくのではなく、事実である内容を少しオーバーな表現にするような意識を持つと、タイトルをスムーズに付けられるようになります。
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タイトルのクリック率を計測しておく!

最初から魅力的なタイトルを付けることは難しいかもしれませんが、慣れてくれば意識せずとも興味を惹かれるタイトルを付けられるようになります。
しかし実際にタイトルを付けても『クリック率が上がっているかどうかわからない』ため、必ずタイトルのクリック率をデータとして残しておきましょう。
このクリック率の計測を無料で行えるツールとしておすすめなのは『googleサーチコンソール』です。
これは無料でブログに取り入れることができ、詳細なクリック率やその他機能も充実しています。
ブログ運営でこのサーチコンソールを取り入れていない人はまずいないと思いますので、クリック率の計測・改善をするためにも、まずはこの便利なツールを使ってみましょう。
書店に足を運んでみると面白い!
タイトルで売り上げの大半が決まると言っても過言ではないのが『本』です。どんなに内容のある分厚い本であっても、タイトルで心に残らなければまず売れません。
出版業界の人はこのタイトルの重要性を熟知しているプロばかりなので、もしなかなか良いタイトルが付けられないと感じた場合は、気分転換に書店に足を運んでみましょう。
一通り書店に並んでいる本を眺め、そしてベストセラーとなっている本と売れてない本の違いを考えてみましょう。
売れているものと売れていないものには必ず違いがあります。ここを理解できれば、読者目線で興味を惹かれるタイトルの付け方が思い浮かぶと思います。
定期的に本屋に通って何も買わずに出ていく。それを繰り返して店員から『あの人いつも来てるけど何も買わなくて気持ち悪い』と思われても、スキルは持って帰っているから気にする必要はありません笑。
まとめ

実は私たちが生きている世の中は、魅力的なタイトルを目にする機会は山ほどあります。
街を歩いていれば広告、お店に入れば商品やポップなど、意識してみると売れるタイトルというのが山ほど目に入っています。
言ってしまえば、一歩家から出れば『商品を買わされるためのテクニックに支配されている』とも言えます笑。
これをネガティブに考える必要はありません。むしろこれからは『世の中がどのように商品を宣伝しているのか』を意識してみることによって、
- あの広告は一度見たら忘れられないな~
- この広告はおそらくあまり売れてないだろうな~
と冷静に分析するようになります。私の場合、街中の広告が気になりすぎて、車の運転に支障が出ることもあります笑。
私の場合は悪い例ですが、日常生活で少し意識を変えるとインプットの量も格段に増えると思いますよ。