心機一転プログラミングを学ぼうと思った時、自分が住んでいる地域から通えるプログラミングスクールを検索し、そこに通学して勉強を始めることもあります。

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しかし、プログラミングスクールというのは通学型だけではなく、オンラインで完結できるスクールもあるため、地方、田舎に住んでいたとしても同じように勉強することは可能です。

電車で30分かかるスクールと、自宅で勉強できるオンライスクールの二択があれば、人によっては通う時間がもったいないからオンラインスクールを選ぶこともあるでしょう。

しかし、通学型・オンライン型スクールのどちらも同じような条件だった場合、自分がどちらに通うべきか?ここは結構悩むことがあります。

多くの人は

『オンラインよりも通学型の方がいいんじゃない?』

という回答をしているようですが、実際のところ、その言葉を信じて問題ないのか?

今回はその点について掘り下げていきたいと思います。

安易に人の意見を聞き入れてプログラミングスクールを選んでしまうと、数ヶ月後に後悔することになりますよ。

プログラミングスクールには2種類の選択肢がある

ざっくりとした分け方ですが、プログラミングスクールに通う場合

  • 通学型プログラミングスクール
  • オンライン型プログラミングスクール

この2つのどちらかを選ぶことになります。

仮にあなたの環境でどちらの選択肢も取れるとなった場合、この2つのどちらを選択するでしょうか?

ちなみに私の場合は、間違いなく

『オンライン型プログラミングスクール』

になります。

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その理由は後半で詳しくお伝えします。

それぞれスタイルが違うだけで、基本的には教えている内容はそこまで変わりません。

しかし、この2択で選び方を間違えると気づいたら数ヶ月後に全くスキルが身についていない状態になることがあるのです。

スクール選びで迷ったら通学型・オンライン型どちらに行くべきか?

自分がお金を払ってスクールに通うわけですから、投資した金額以上のリターンを得られない環境に身を置くのは無駄だと考えるのは当然です。

この2択で迷う場合、最初に頭に出てくるのは

『自分の今の生活スタイル・性格』

だと思います。

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社会人として働きながらスクールに通う人にとって、通学型は少し面倒に感じることもありますし、周りの環境に刺激を受けてモチベーションが上がる人にとって、オンライン型スクールの学習は結構苦痛だったりします。

それぞれのスクールにはメリット・デメリットがあります。

その点を深掘りして考えてみましょう。

通学型スクール

こちらの通学型のスクールは、自分の足でスクールに通い、そこでリアルにカリキュラムを受けることができます。

学校に通うのと同じ感覚で勉強ができるため通学が面倒に感じることもあるかもしれませんが、それ以上に得られるものも多い学習スタイルになります。

通学型のメリット

通学スタイルの最大のメリットとしては

  • 同じ仲間と共に頑張ることができる
  • 対面で講師にプログラミングを教われる
  • 必然的に勉強する環境を作れる

このようになります。

勉強というのは、正直退屈です。

一人で頑張り続けることの大変さは、浪人などを経験した人が一番知っていると思います。

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プログラミングの場合、転職することが目的となるかもしれませんが、勉強している段階が一番大変ですし、何より退屈です。

通学型スクールの場合、その退屈な時間であっても仲間と一緒に勉強を進められますし、競うこともできます。

分からないことはスクールに常駐する講師にすぐ質問できるため、挫折する心配もほとんどありません。

場所を変えると面白いくらい勉強が捗る経験がある人は、おそらく通学型スクールで集中力が増すでしょう。

デメリット

逆に通学型スクールの最大のデメリットとしては、毎回スクールに通う時間が取られることです。

会社での仕事が終わり、そこからプログラミングを学ぶためにスクールに足を運ぶとなると、夜遅くまで勉強して帰ることになります。

最初はモチベーションが維持しやすいと感じるかもしれませんが、この生活を続けるとしんどくなることもあるため、労力を考えるとやや時間を無駄にすることになります。
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最悪なのは『プログラミングを勉強しないこと・挫折すること』ですから、それを排除できるなら通学型スクールに通うのは効果的と言えます。

オンライン型スクール

最近のスクールは、オンラインでも学習できる場所が増えてきています。

通学型にはたくさんのメリットがありますが、それでも住んでいる地域によってはどうしてもスクールに通えない人もいます。

そんな方たちでも気軽に受講できるのがオンライン型の特徴です。

オンライン型のメリット

こちらに関してのメリットをまとめておくと

  • 全国どこでも受講可能(ネットさえ飛んでいれば)
  • 自分の好きな場所・好きな時間に学べる
  • スクール側の人件費を抑えられるためコストが安い

ネットさえあればどこでも受講できるというのは、オンラインだからこその魅力です。

気分転換にカフェで勉強することも可能ですし、家でガッツリとコードを書くこともできます。

補足

あまり注目されていないことではありますが、オンライン型スクールの場合、通学型スクールよりも人件費などのコストを抑えることができるため、同じ条件であっても安く受講できることが多いです。

ちなみに私自身が、同じ環境で勉強することが苦痛に感じるタイプなので、通学型よりもオンライン型を選んでいました。

デメリット

オンライン型を利用する際に注意しなければならないのは

『自分自身のモチベーションの維持』

これだけです。

オンラインの場合、とにかく周りの情報が全く入ってきません。

オンラインでマンツーマンサポートだったとしても、講師とは話をすることができますが、同じ時期に入った受講生とコミュニケーションを取れないため、同じ悩みを共有できません。

一人で頑張り続けることの難しさは経験した人にしか分からないことですが、明確な目標がなければオンラインスクールを選択すると、あまり良い結果にならないことがほとんどですからね。

プログラミングは3ヶ月続けられれば景色が変わる

他の記事でもお伝えしていることではありますが、私自身は

『プログラミングスクールは通っても通わなくてもどちらでも良い』

と思っているタイプです。

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ただ、過去の経験から考えてみると、プログラミングを全く理解できていない最初の1~3ヶ月の時期が最も辛かったことを今でも覚えています。

この数ヶ月を乗り越えることができずに、私自身は何度も挫折を経験しました。

つまり、一人で勉強をすると、数ヶ月でクリアできる最初の時期に半年・1年以上の時間を使ってしまう可能性があるのです。

ここを乗り越えれば見える景色は変わってくるのに、最初の段階で心が折れてこの業界を去る人は山ほどいます。

そんな無駄な時間を過ごすくらいなら、最初の数ヶ月をプログラミングスクールに通い、そこで基礎を徹底的に教えてもらった方が明らかに効率が良いのです。

『プログラミング=3ヶ月は辛いがそこを超えると見える景色が変わる』

これだけは必ず頭に入れておきましょう。

結局スクールはモチベーションを維持するための存在である

通っても通わなくてもどちらでも良いスクールではありますが、モチベーションの視点で考えると、明らかに通った方が効率よく勉強できます。

実際プログラミング初心者が求める要素としては

  • 信頼できるメンター
  • バグが発生した時に質問できる環境
  • 実践的なカリキュラム

この3つになります。

独学でこれらの要素を取り入れるとなると、メンター探しから教材探しまで全て自分の手でやらなければなりません。

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しかしスクールであれば、受講した段階でこの3つをセットで使うことができます。

見えない暗闇を走り続けるのは苦痛でしかありませんが、その先に光が見えれば走る目的もできるため、そこまでストレスなく走り続けることが可能です。

あなたがスクールに対して何を求めるかはわかりませんが、結局スクールはモチベーション維持に適した環境なので、ここを上手に利用してIT業界でゴリゴリ活躍していきましょう。

まとめ

スクールに関しての記事を書いていると、必ず

『オンラインと通学型のスクールどちらがオススメですか?』

という質問を頂きます。

なので今回はその点について私なりの考えをまとめておきました。

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正直どちらが良くてどちらが悪いという正解はありません。

自分の性格・環境・生活スタイルによって合う合わないが必ずありますので、まずはどちらを選ぶか決めるよりも、自分自身のリサーチから始めていきましょう。