私自身が、プログラミング学習の最初の段階で色々と失敗をしてきたため、プログラミングスクールに通うことが挫折率を低くする効果的な手段だと考えています。

しかし、実は通う前が何よりも大事。

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プログラミングスクールに通う前の段階で自ら行動を起こし、そこでクリアすべき課題をこなしておくと、その時点でプログラミングスクールに通う必要がなくなることもあります。
補足

現代はプログラミングの教材が山ほど出回っているため、個人で努力をすればどこまでもスキルを伸ばすことは可能です。

ただ、プログラミングの場合、最初に個人で勉強するのが難しく挫折する可能性が高いため、最初をスクールに頼ることで一番苦しい時期を乗り越えることができるのです。

つまり、英語を身につける際に外国人の講師と会話のレッスンをしてから、実際に海外の人と話すような感じです。

とはいえ、スクールに通ったとしても、そこで全てのスキルが身につけられるか?というとそんなことはありません。

スクールに通う前に何をしておくか

によって、スキルに雲泥の差が生まれてくるのです。

今回の内容は、数々の失敗をしてきた私が、これからスクールに通うおうと考えている方に向けた助言になります。

プログラミングスクールに通えばスキルが身につく←これは間違い

途中でもお伝えした通り、考え方としてはスクールは

『一番苦しい時期を乗り越えるのをサポートしてくれる環境』

となりますので、言ってしまえば通っても通わなくてもどちらでも良いのです。

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個人で苦しい時期を乗り越える人はたくさんいます。

あってもなくてもどちらでも良いけど、通ったほうが成功率が高いのであれば、利用する価値はあります。

プログラミング学習で最悪のフィナーレは

『プログラミングを独学で学んだけど、全くスキルを身につけることができずに時間と労力だけ失う』

ことですから、スキルが身につかないよりも、初期費用をある程度かけて成功したほうがコスパは良くなります。

ですが、スクールに通う=プログラミングができると考えている場合、少し注意した方が良いです。

確かにスクールはマンツーマンでサポートしてくれる体制が整っていますが、それとスキルが身につくことは別のことになるのです。

スクールで身につけるべきは基礎ではなく『働くスキル』

そもそもプログラミングスクールでは、基礎を学ぶことにそこまで時間をかけることはありません。

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ただでさえスクールに通う期間が短いですから、最短で基礎を終わらせて、早い段階で最低限働けるスキルを身につけるためのカリキュラムに移行することになります。

基礎なんて、自分で勉強すれば数週間で最低限のことは理解できるため、そこに時間を注ぐようなスクールはそこまで多くはありません。

『プログラミングの基礎ができるようになりたい』

この考えでスクールに通っていれば基礎を徹底的にやるかもしれませんが、ほとんどの人は

『プログラミングスクールに通って働けるスキルを身に付けたい』

と思っていますので、受講者とスクール側で少しズレが生じるのです。

つまり、スクールに通う前の段階で準備している人とそうではない人とでは、スクールを卒業するまでのスキルに大きく差が生まれることになるのです。

プログラミングスクールに通う前に必ずクリアしておくべき課題

何も考えず、とりあえず行動を起こしてスクールに通うだけでも得られるものはあります。

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しかし、スクールに通う前に準備をしている人と、全く準備をせずにスクールに通う人とでは結果が大きく変わってきますので、最低限クリアしておくべき課題をこなすことが重要です。

よく

『スクールに通ったのに何も得られなかった』

と話す人がいますが、基本的には準備不足かスクールの選び方を間違えています。

ちなみにスクールの選び方に関しては安くてスキルが身につくオススメのプログラミングスクールで紹介していますので、ここではスクールに通う前の段階で準備すべきことをいくつかお伝えしておきます。

プログラミングの最低限の基礎力

基礎スキルの基準は人それぞれ違うと思いますが、私が考えるプログラミングの基礎力に関しては、分かりやすく言ってしまえば

プロゲートの無料で学べることを理解できているか』

になります。

HTML/CSSの基礎を理解することができれば、形だけでもプログラミングでwebサイトが作れます。

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これを身に付けた状態でスクールでプログラミングを学ぶことによって、最初の基礎のカリキュラムをスムーズこなすことができますし、応用の要素も理解しやすくなるのです。
注意点

ちなみにこの基礎の段階を理解せずにいきなりスクールに通うと、最初の基礎のカリキュラムで勉強することが増えてしまうため、短期間で受講するスクールの大半が基礎学習となってしまいます。

講師の話を理解できる最低限の知識

そして経験していることだから言えますが、プログラミングを学ぶ際、自分が最低限のレベルに達していないと

『教えてくれる人が解説している内容がさっぱり意味わからん』

状態になります。

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教えてくれるのは分かるのですが、その内容が自分では全く理解できないため、話の内容を理解するために時間を使ってしまい、スキルを伸ばす以前の段階で苦しむことになります。

言ってしまえば、最低限のレベルに達していないということは、英語を勉強する際に、単語の読み方を理解せずに英語の解説を受けているくらい意味のない時間です。

話が理解できなければスクールなんて通っても意味がありません。

逆に話を理解することさえできれば、あとはスポンジのように吸収していくだけです。

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『基礎なんていらないから、早い段階で稼げるスキル教えて!』

と思うこともありますが、初歩的なことを知らなければ稼げるスキルなんて頭に入ってくるはずもありませんからね。

結局スクールに通っただけではプログラミングはできません

プログラミングスクールでは、プログラミングをしっかりと教えてもらうことができます。

しかしプログラミングスクールに通っただけでは、プログラミングができるようにはなりません。

学生時代の授業のように、知識を頭に詰め込んで、それを答案用紙に書くだけで評価してもらうだけなら暗記だけである程度のところまでいけます。

しかしプログラミングというのはあくまでも手段です。

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どんなに暗記したとしても、実際にやることは全くゼロの状態からサービスを生み出すことなので、丸暗記して評価される学校のテストとは全く違います。

スクールでやり方を教わったとしても、それを使いこなすためには暗記以外の要素が必要になります。

プログラミングコードの意味は理解できる。しかしプログラミングコードをどこで使うのかが分からない状態では、ただ知識がある人になってしまいます。

分からないことを講師に聞けるのはスクールに通っているときだけです。

そこを卒業すれば、嫌でも自分の頭で考えてコードを書いていかなければなりません。

それを踏まえた上で、スクールに通う前の準備で何をすべきか?スクールに通っているときに何を教わるべきか?ここをしっかりと考えておきましょう。

上手にスクールを活用している人の多くは、独学をする期間を作り、自分の頭で考える習慣が身についていますからね。

まとめ

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今回の内容に関しては、プログラミングの業界だけで言えることではなく、どの業界でも共通していることです。

事前にどれだけの準備をしたかが後々の結果の大半を決めます。

100メートル走で記録を出したいのであれば、100メートル走を走るときに頑張り始めるのではなく、走る前の段階で十分な準備をしておき、本番に備えることで結果を出すことができます。

準備を軽視している人が多いですが、結果を左右するのは全てここです。

『人に頼ればなんとかなる』

この考えも重要ですが、自分の力で問題解決できる能力を身につけた状態で人に頼ると、面白いくらい良い結果を出すことができます。