人生の中で、新しい道に進もうと思ったときに、必ず
『自分でその先の進路を選ぶイベント』
が発生します。
学生時代の頃は、自分が行きたい学校を選んだり、勉強する科目をどれにするかなど選択することはたくさんあります。
そして社会人になる時にも、自分がどんな仕事をするのか?転職する・独立するなどの選択が出て来るため、この時に勇気を持って一歩踏み出す必要が出てくるのです。
しかし、そのような重要な場面でも
『自分を信じられない』
と、その一歩を踏み出すことができずに、周りの意見にしたがって心理を決めてしまったり、新しい挑戦にビビってしまうことがあります。
世の中には
- 自分を信じて行動し続ける人
- 自分を信じられずに他人に人生を委ねる人
大きく分ければこの2種類の人しかいません。
ここでは、自分を信じられない人たちが抱える問題・その解決策について深く掘り下げていきたいと思います。
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実は多い『自分を信じられない人』

まず最初にお聞きしたいのですが、あなたは現在自分自身を100%信じられていると思いますか?
おそらくほとんどの人は
『自分を信じられる部分はあるけど、100%信じられてはいない』
このような回答となるはずです。
100%自分を信じられないと答える人も少数だとは思いますが、やはり自分自身を客観視した時に、どうしても信じることができない要素を持っていると思います。
ただ、一つだけ言えることは、人間誰しも
『子供の頃は自分のことを100%信じていた』
はずです。
何をするにしても自分で行動を起こし、親に止められるまで自分を信じて突き進んでいた時期が必ずあると思います。
しかし大人になるとなぜか
『自分を信じることができない気持ちが強くなる』
ため、気づいたら新しいことに挑戦できない人生を歩んでいたりするのです。
自分を信じられない原因は『毎日自分を自分が見てるから』
仮に自分が何でもできるスーパーマンだったとしましょう。
もしそのような自分になれた場合、あなたは自分のことを信じれないという言葉を使うでしょうか?
おそらく、自分を信じれないどころか、自分に対する自信が大きくなり、あらゆることに挑戦したくなるはずです。
このことからも分かる通り、人は自分自身に対して勝手にフィルターを作ってしまうため、自分ができること・できないことを勝手に決めつけ、結果的に挑戦することに対してネガティブな考えを持ってしまうのです。
その原因を作っているのが
『毎日の自分の生活』
です。
自分を主人公とした場合、その主人公を毎日操っているのは自分自身なので、周りの人からは分からないような自分の姿もリアルに知ることになります。
- 朝寝坊したのに、会社には体調が悪いと嘘をつく
- 自分が得をするように相手を利用する
- やらなければならないことを先送りにしてしまう
このように、人から見られたら悪い印象を受けるようなことも、自分自身は全て見ています。
このような生き方がどんどん積み重なっていくと、結果的に自分に対して自信を持てなくなり、大人になるにつれて新しい挑戦をしなくなっていくのです。
周りの人に見られることは一部かもしれませんが、結局自分自身は良いも悪いも全て見ているため、普段の自分の行動の結果が自分に対する自信のなさに繋がっていくのです。
自分を信じまくってる人たちの3つの共通点

大人になると、ほとんどの人が自信を持てずに悩んでいるのに対し、一部の人たちは
『自分を信じまくってとにかく人生を楽しんでいる』
ことも事実です。
自分と同じ年齢であっても
『なんであの人はあんなに自信満々に行動できるんだ?』
と思う人はあなたの周りに1人はいるはずです。
この人たちは、自分に対しての肯定感が強いため、新しい挑戦をすることに対してなんの抵抗もないのです。
むしろ
『挑戦しないことの方がリスク』
だというマインドセットを持っているかもしれません。
では、この人たちは一体なぜこのような考えを持つことができているのか?
その理由は大きく3つあります。
弱い自分に打ち勝つ能力に長けている
本当の意味で自分に自信を持つためには、当然自分自身に自信を持つことができる日常を過ごさなければなりません。
例えば
『毎日ジョギングをする』
ことを決めた場合、それを3日で終わらせてしまったら
『自分はジョギングを3日しか続けられない人間』
というレッテルを自分に貼ることになります。
人間というのは、必ず自分の中にもう一人の弱い自分を持っています。
この弱い自分が耳元で
『楽した方が良いよ〜〜』
と甘い誘惑をしてきます。
この誘惑に負け続けた人生を過ごしていると、誘惑に勝てない自分が当たり前となるため、当然自分に自信を持つことができなくなっていくのです。
本当に自信を持っている人たちというのは、この弱い自分に対して打ち勝つ方法を確立しているため、結果的に
『弱い自分を倒す』
ことが当たり前となります。
すると、当然自分に対しての自信が強くなっていくのです。
人生を楽しむために時間を使っている
そして人生という有限の時間に対して、自信のない人は
『将来が不安で仕方がない』
というマインドで生きていることが多いですが、自分に自信がある人たちというのは、とにかく人生を楽しむために時間を使うことを意識しています。
例えば、人生でもトップ10に入るくらい辛いイベントが発生したとしましょう。
そうすると、自信のない人は
『もう生きるのが辛い・こんな辛い経験をするのはしんどい』
と、ネガティブ方向に考えてしまいますが、自信のある人たちというのは
『まぁ人生こんなことも起こるよな』
と、その事実を受け入れ、前向きに生きるエネルギーに変えてしまうのです。
例えば、会社をリストラされたとしましょう。
その現実に直面した場合、ほとんどの人は人生に絶望を感じると思います。
しかし、ここで前向きな考えを持ち
『リストラされたからこそ新しい挑戦ができる』
と思えば、それをきっかけにして新しい一歩を踏み出すことができるのです。
この考えを持つことは簡単なことではありませんが、人生を楽しむ姿勢を持つことができれば、自然とこの思考がインストールされるはずです。
周りと自分を比較していない
これも自分に自信がある人に共通している要素だと言えます。
自信がない人たちというのは、とにかく周りと自分を比較したがります。
例えば、自分が頑張っていることがあったとしても、その業界ですごい人を見た際に
『あんなことをやるなんて無理。なら今やってることも全て無意味なのかもしれない。』
このように他人と比較してしまい、自分の可能性を制限してしまいます。
そもそも周りの人と自分の人生を比較しても何も良いことはありません。
比較し続ける人生を過ごしていると、結局全世界でトップの人間にならなければ満足できなくなるため、不可能なことを追い求めることになるのです。
ここで他人と比較することをやめて
『自分の人生を生きる決断』
をすると、何をやるにしても自分が基準となるため、無駄なストレスを受けることがなくなるのです。
誰かと比較することが癖になると、一生満たされない人生となってしまいますので、この思考は早めに捨てる必要があります。
自分を信じられない人が今日からできる自分を信じる方法

いきなり
『とにかく自分を信じなさい』
と言われても、今までの積み重ねが結果的に自分自身を作っているため、突然自分を信じようと思ってもそう簡単にはできません。
自分に自信のある人たちの行動を真似することで、ある程度は改善されていきますが、それを実行するのも少し大変です。
私自身も、以前は自分に全く自信がなかったのですが、ちょっとした考え方を変えることによって、今までよりも自分に自信を持つことができました。
その方法は
『寝て朝起きたら、自分自身は生まれ変わっている』
と思うことです。
ちょっと宗教的な考え方かもしれませんね笑。
ただ、この考え方を持つことによって、昨日の自分ではなく
『生まれ変わった全く新しい今日の自分』
の人生を歩むことができるようになるため、過去の自分のやってきたことを引きずる必要がありません。
1ヶ月前の自分はダメダメだったけど、夜寝て朝起きたら自分が生まれ変わっていると考えることができると、そもそも過去に起こったことに意識を向ける必要がなくなります。
過去の自分と今の自分は全くの別人という意識を持つことによって、それが自分の人生に与えるメリットは計り知れません。
もちろんこれは短期間でできる考え方ではないかもしれませんが、意識し続ければ自然と過去が気にならなくなります。
自分に自信が持てない理由のほとんどは
『過去のダメな自分がチラつくこと』
に原因がありますから、それを取っ払う意味を込めてこの考え方をインストールしてみてください。
まとめ

自分を信じる方法に関しては、ネット上に様々なやり方が出ていましたが、その多くは自己啓発的な要素が強すぎてあまり参考になりませんでした。
結局、自信を持つためには
『自分の過去』
との決別が必要になるため、この点さえ改善できれば人生を変えることは十分に可能です。
今までの自分がダメ人間だったとしても、それが今の自分の人生を決める原因にはなりませんので、過去の自分と比較する癖を取っ払い、新しい自分として人生を楽しんでみてください。