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仮に人生を80年だと仮定した場合、その中で起こる人生のイベントの中で楽しいことというのはどれだけの比率だと思いますか?

多くの人たちは、とにかく楽しいこと・気持ちいいこと・嬉しいことを求めて生きていると思いますが、基本的には人生の中でポジティブなイベントなんて、そんなに多くはありません。

私自身は人生を『波』だと考えています。

ちょっと良いことが起これば、その後にちょっと悪いことが起こったり、とても良いことが起こる前には、辛く苦しい悪いことが起こると思っています。

人生の中でずっと良いことばかり起こることは、まず考えられません。

というより、良いことばかり起こっている人がいたとしたら、おそらくその人には人間的な魅力は感じないはずです。

人が成長するためには、必ず辛く苦しい経験を経る必要があります。

なぜそのようなことが言い切れるのか?

今回は、この辛い経験に対する本質的な考え方・乗り越え方について、詳しく掘り下げていきたいと思います。

自分の人生で辛いことが多い気がする‥。

そう思っている場合には、今回の記事を読むことによって、辛い経験をプラスに受け取ることができるようになりますよ。

辛い経験をしていない人間は基本的には存在しない

そもそも、人生の中で辛い経験をせずに生まれてから死ぬまで生きている人なんて存在しません。

例えば、自分が生まれてからずっと良いことばかりが起こっていたとしても、いずれ必ず自分の親が死んだり、おじいちゃん・おばあちゃんが死んでしまうイベントは発生します。

肉親の死を経験することは間違いなく

『辛い経験』

になりますので、どんな人生であっても、必ず辛いイベントは発生するのです。

辛い経験が多い人・少ない人の明確な違いについて

とはいえ、人類全員が辛い経験をしている中で

  • 辛い経験がやたら多い人
  • 辛い経験がそこまで多くはない人

これは分けることができると思います。

例えば、生まれた家がお金持ちで、自分が育つ中で何不自由ない生活をできた人もいます。

逆に生まれた時から家が貧乏で、普通の暮らしをするのもやっとな環境の人もいることでしょう。

これらを比較した場合、辛い経験が多いのはどちらですか?と問われれば、おそらく多くの人は後者と答えるはずです。

自分が生まれた環境によって、辛い経験の数は大きく違ってきます。

それを考えると、神様は不平等な世界を作ったと愚痴がこぼれてしまいそうですが、実際のところ

『人間には平等に与えられた時間以外は不平等な要素が大きい』

ため、ここを愚痴っても仕方がないのです。

この点に関しては

『魂の次元』

で物事を考えるしかありません。

人間というのは、魂の次元では『成長』することを求めています。

つまり、明らかに不利な環境で生まれ、辛い経験が多い人というのは

『辛い経験を乗り越える資質を魂のレベルで持っている』

のです。

貧乏な環境で生まれ育った人が、努力をし続けて一流として活躍している人はたくさんいますよね?

もしその人たちが、生まれた時から裕福な環境で何不自由ない生活ができていたら、おそらくそのような成功を掴み取ることはできていなかったでしょう。

辛い経験を乗り越えるべき本質的な理由

人生の中で何かを成し遂げるためには、必ずこの辛い経験を経ることになります。

辛いという感情を抜きにしては、現状を維持することすら難しくなります。

試しに、辛いことから逃げて逃げて逃げて逃げ続けてみてください。

そうすると、気づいたら取り返しのつかない状況に追い込まれているはずですから。

辛い経験が起こるということは、必ずその経験を乗り越えなければならない理由があります。

人間は負荷がかかる時にしか成長しない

私自身、仕事柄多くの人と話す機会があるのですが、世の中の人たちが求めている基本的な欲求は

『安定した人生』

であることがほとんどです。

『とにかく安定した生活さえできれば、自分は満足』

この考えを持っていることが多いですが、これほど危険な考え方はありません。

安定を求めるということは、現状を維持するために生きることになりますから、今の自分を成長させることを考えなくなります。

そうすると、短期的には安定した生活ができるかもしれませんが、5年後・10年後になった時、自分の人生が不安定になっていることに気づくはずです。

なぜなら

『自分以外の人たちは常に成長し続けているから』

です。

もちろん全員が成長を求めているわけではありませんが、それでも成長欲求の強い人たちがいる中で安定を求めるということは、それだけで不安定な人生を歩むことになります。

人生をマラソンだと考えてみると

『位置について、よ〜い、どん!』

と言われているのに、安定を求める人はスタートを切らずに現状に留まっている状態です。

ここで、周りの人たちがスタートを切って進んでいけば、気づいた時にはその人たちに追いつけないことになるのは誰でも理解できるはずです。

走る選択は辛いことが多いですが、それでも成長して前に進もうとしている人たちが人間的に強くなっていくため、辛い経験をしていない人が後々苦しくなるのは当然の流れと言えるのです。

辛い経験が起こるということは人生のストーリーが進んでいる証拠

そして、人生というストーリーを順調に進めていくと、必ず辛い経験をするイベントが発生します。

ちなみにマラソンでスタートを切った人たちは、定期的に辛いイベントが訪れることになります。

なぜなら、今までの環境を抜け出してどんどん先に進んでいくため、今までの環境では絶対に起こらないイベントが発生するからです。

これはドラマ・ドキュメント・漫画・アニメなどでも同じですね。

主人公がストーリーを進めていくことによって、とにかく辛い経験がたくさん襲いかかります。

これを聞くと

『じゃあ自分はストーリーを進めずに安定した生活をするよ』

と思うかもしれませんが、どちらかというと、こちらの人生の方が辛い経験のレベルが高くなります。

ストーリーを進めずに、今の環境・今の自分を維持するために生活をしていた場合、短期的には辛いイベントは起こりません。

ぬくぬくと緩い暮らしを実現できるでしょう。

しかし、数年・数十年の月日が経った時に、ある日突然とんでもなくヤバイ状況に追い込まれることになるのです。

漫画『進撃の巨人』風に言えば

『その日人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を‥』

安心した暮らしができていたとしても、ある日突然自分の街に巨人が襲ってくる時がやってきます。

それが現実世界では

  • 会社の倒産
  • 旦那のリストラ
  • 自然災害
  • 離婚

他にもたくさんネガティブなイベントはありますが、これらが当てはまると思います。

この時に

  • ぬくぬくと緩い生活をしていた人
  • 辛い経験を乗り越えて成長し続けていた人

この両者がいた場合、どちらがこの環境で生き残ることができるのかは、言わずともすぐに分かるはずです。

辛い経験を乗り越えない人生ほどヤバイものはない

人生を1つの『シーン』として見ると、間違いなく安定した暮らしを求めた方が楽しいですし、楽です。

しかし、その楽ができていた時間というのは、いずれ必ず『棚卸し』の時期がやってきます。

大人になると分かりますが、年齢を重ねれば重ねるほどできることが少なくなっていきます。

若い頃にはできていたのに、年を取ると同じことをするだけでも大変なことは多々あります。

つまり、若いうちに辛い経験を乗り越えてこなかった人たちというのは、年齢を重ねてからとんでもない量の棚卸しを経験することになるのです。

その時になって初めて

『安定・楽を求めていた自分の未熟さ』

に気づくことになるのです。

人生というのは

『気づいた時にはすでに遅かった』

こうなることがほとんどです。

これを事前に知っているのと、年を取ってから知るのとでは雲泥の差があるのです。

たとえ『1つのシーン』として見たら楽だったとしても、自分の人生を『ストーリー』として考えた時に悪い方向に向かいそうなイベントに関しては、なるべく避けることが大切なのです。

心が折れそうな瞬間に必ず持っておくべき3つの考え方

とはいえ、実際に辛い経験をしている最中の人生というのは、冗談抜きにしてキツイです。

その辛い経験が数日・数ヶ月で終わるのであれば乗り越えやすいですが、場面によっては数年単位でキツイ時がやってきます。

そうなると、辛い経験を乗り越えなければならないことは分かっているけど、先に心が折れてしまう可能性もあるのです。

私自身は根性論で解決するのが好きではありません。

根性論に関しては、結局

『あなただからできただけで、私がやったら無理だろ‥』

と思うことも多いため、その考え方をインストールすると辛い経験のダメージが倍増します。

しかし、辛い経験を経ている最中であっても、本質的な考え方を持つことができれば、その場面で心の支えになってくれます。

実際に私も意識している辛い経験に対する考え方。

ここでは3つに絞ってご紹介していきます。

人生は波のように良いことと悪いことが起きる

そもそも人生は80年近くあるため、その中で良いことと悪いことが起こるのは当然です。

なので、悪いことを回避しようとしても、結果的に回り回って辛い経験をしなければならない時が必ずやってきます(逃げるとより大きくなってくることが多いです)。

つまり、いくら悪いことから逃げたとしても、結局はそこを超えることができなければ同じことを繰り返すため、逃げても意味がないのです。

この本質を理解すると、人生が『波』のようなものであることが分かります。

一度悪い波がやってくれば、その波を超えた後には必ず良いことが起こります。

これは、過去の自分の人生を振り返ってみればすぐに分かることです(逃げてしまったら良いことは起こりません)。

つまり、シーンで辛いことが起こったとしても、その悪い波はやがて超えることができるため、その先を見据えて行動すれば、ただの『通過点』にすぎないのです。

辛い経験を経ている最中に関しては、この『通過点』という意識を持つことが大切です。

いつまでも辛い状況が続くと思うから辛いだけであって、それを乗り越えた先に良いことが待っていると分かれば、やり方次第では辛い経験を楽しむこともできますからね。

辛い経験を乗り越えれば必ず好転する時がくる

この点に関しては、実際に具体例を交えて考えてみましょう。

学生時代、私の友達でバスケをやっていた人がいるのですが、その人は高いレベルを求めていたため、自分の娯楽を削ってバスケのために時間と労力を注いでいました。

その人が所属していたバスケのチームはそこまで強くはなかったため、チームメートのほとんどはそこそこバスケを楽しみながら、学校生活と遊びを謳歌していたのです。

普通、このような環境にいたら、自分も遊びたいと思ってしまいますが、その友達は遊びの誘惑に負けることなく真剣にバスケを続けていました。

ときには馬鹿にされ、笑われ、否定されたりもしたようですが、その言葉に耳を傾けずに努力をし続けたのです。

普通に考えて、この時間は『辛い経験』に含まれますが、いつか必ず訪れる『自分が理想とする未来』を見据えていたため、その人は努力し続けることができたのです。

そして結果的に、その友達はバスケの強い高校に特待生として入り、全日本選抜に選ばれるまでの選手に成長したのです。

この話の中で

  • バスケで努力を続ける友達
  • 馬鹿にしてくるチームメート

シーンで見たら『馬鹿にしてくるチームメート』の方が楽しい人生かもしれませんが、ストーリーで考えると、圧倒的に『バスケで努力を続ける友達』の方が楽しいはずです。

このような環境で努力をし続けられるというのは、この先の人生で大きな武器になることは間違いありません。

ちなみに間違った努力をしてしまうと、人生は悪い方向に向かうので注意しましょう。

数年・数十年という人生のストーリーで考えたとき、この両者の差は到底埋めることができないものになっているでしょう。

苦しい=成長している

そして、心が折れそうな瞬間の当事者となった場合、重要なことは

『苦しいをどの角度から見るか』

です。

先ほどの友達の例で考えてみると、周りから馬鹿にされながら努力を続ける友達は確実に『苦しい』はずです。

しかし、それを

『成長』

という視点から見ると、むしろその場で努力をせずに人を馬鹿にしている人生の方が圧倒的に苦しいことになるのです。

そもそも努力している人を馬鹿にする人は

『努力することを放棄している』

ため、この先の人生でも努力することが難しくなります。

一方、恵まれない環境で自分の成長にフォーカスしている友達は、この先どのような環境であっても努力を続けることができるはずです。

それを考えると、その辛い経験が

『最高の未来を呼び寄せる可能性を飛躍的に高めている』

ため、シーンでは辛くても、人生のストーリーではこれほど楽で幸せな人生はないのです。

苦しさをどの角度から見るか?ここさえ意識することができれば、これから起こる辛い経験も心が折れることなく乗り越えることができるはずですよ。

まとめ

わざわざ辛い経験を乗り越える必要なんてない!そう考える人の意見も分かります。

ただ、実際に自分の人生を振り返ってみると、辛い経験から目を逸らして逃げた時と、真っ正面からぶつかって乗り越えた時のどちらの未来で良い経験ができましたか?

おそらく、逃げてしまった時は、短期的な快楽は得られても、長期的には苦しい人生を強いられたはずです。

人生に関しては、辛い経験をしなかったしわ寄せ(棚卸しの時期)は必ずやってきます。

つまり、このイベントからは逃げることができないため

『いつ辛い経験を経ておくか?』

でしか考えられないということです。

辛い・苦しいをどの角度から見るかを意識して、多くの人がネガティブに捉えている辛い経験を乗り越えて、最高の未来を手にしていきましょう。

その経験がいつか必ず財産になりますから。

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