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最低限の日本語さえ使うことができれば、人に謝ることというのは子供でもできます。

しかし、大人になるにつれて、謎のプライドが自分を覆ってしまい、明らかに自分が悪いような場面であっても、そこでちゃんと謝罪できる人というのは、思っている以上に少ないです。

もちろんそれぞれ人間関係の構築方法は違うため、私は謝っても謝らなくてもどっちでも良いと思っているタイプです(私は謝りますが)。

ただ一つだけ言えることは、結局人間関係は

『類は友を呼ぶ』

ことになるため、自分の非を認められない人の周りには、同じような人種の人たちしか集まってきません。

つまり、これを繰り返していると、気づいたらゾッとするような人間関係が構築されているということです。

自分の人生の大半は人間関係によって決まります。

そして自分が仕事で結果を残すためには、必ず人間関係を意識しなければなりません。

そんな中で、自分の小さなプライドを守るために謝らないという選択肢が、どれだけ人生で損失を生み出しているのか?今回はその点について深く掘り下げていきたいと思います。

最初にしっかりとお伝えしておきますが、謝れない人というのは、ビジネスの世界で成功することはあり得ません。

今活躍している企業のトップの人ほど、腰の低い人はいませんからね。

世の中には謝ること=負けだと思っている人が異常に多い

まず、あなたは謝ることに対してどのようなイメージを持っているでしょうか?

もし、自分が非を認めること=負けだと思っている場合には、早い段階でその考え方を改めた方が良いでしょう。

ちなみに、謝れる人とヘコヘコしている人は全く違います。

ここでお話ししていることは、大事な場面で自分がミスをした時、躊躇なく頭を下げられる人のことを指しています。

仕事・プライベート問わず、人間関係を円滑にするためには、必ず筋を通す場面が出てきます。

しかし、その筋を通すことよりも自分を守ることが大事な人というのは、この場面で謝ることができません。

謝れない人の思考は街のチンピラに似ている

分かりやすく言ってしまえば、謝れない人の思考回路は街中に存在する

『チンピラ』

のようなものです。

(ちなみにチンピラではなくその道のプロの人たちは、どんなに立場が偉くても筋を通します)

チンピラは、歩き方からしてすでに

『世界の中心は自分で回っている』

ような雰囲気を出していますし、都合の悪いことが起これば、怒鳴ったり暴力で自分の力を誇示して解決しようとします。

つまり、謝る人とは全く逆の世界に住んでいる人たちだということです。

電車に乗って足を大きく開いて座り、一人分の椅子ではなく二人分の椅子を占領して座っていたとしても、この人たちは謝るという思考を持っていません。

むしろ

『俺様だから許されるだろ』

くらいに思っているかもしれません(想像です笑)。

謝る=負けという思考を持っているチンピラというのは、言ってしまえば相当人間的に弱い人です。

つまり、自分の小さなプライドを守ることができなければ周りの人間に負けてしまう思考で生きているため、いじったり茶化したりすると、すぐに怒ったりするのです。

本当に強い人であれば、自分の失敗談やダメなところを積極的に話すことができますが、チンピラ的思考を持っている人たちは、とにかく自分の弱い部分を見せることに拒絶反応を起こしてしまうのです。

『ごめん』この簡単な3文字の言葉を使えない人の共通点

もちろんチンピラ的思考で生きることを選択するのはありだと思います(人に迷惑をかけなければ問題ありません)。

しかし

『ごめん』

というちょっとした言葉を使うことができない人生というのは、結果的に大きな損をもたらすことになります(その点は後半でお伝えします)。

ではなぜこの『ごめん』という謝る言葉の3文字を使うことができないのか?

この人たちに共通しているマインドセットをいくつかピックアップしてみました。

世界の中心が自分で回っている

まず、謝れない人たちに関しては、基本的なマインドセットとしてこれが植え付けられていることは間違いありません。

先ほど例に出したように、電車の座席を1人なのに2人分占領しているというのは、普通に考えたら

『誰かが座れるのに自分が使ってしまって申し訳ない』

という気持ちが芽生えます。

それは、世界の中心は自分ではなく、多くの人たちの人生が存在することを理解しているからです。

しかし中心人物が自分になってしまうと、同じようなことをしたときに

『俺は主人公だから2人分使っても許されるだろうな』

という悪い主人公マインドを持ってしまうことになるのです。

アニメなどで、主人公が自分の都合で周りをめちゃくちゃにする描写がある作品がありますが、おそらくそれと同じような考え方で人生というストーリーを生きているのだと思います。

世界の中心では愛を叫ぶだけであって、自分の都合で回すのは間違っていることに早く気づいて頂きたいものです笑。

本気で自分が全て正しいと思っている

そしてこれも意外と多い考え方です。

たとえどんなことが起こったとしても、自分のやったことが全て正しいという思考を持つと、まず謝るという選択肢がその人から消えます。

結論から言ってしまえば、世の中に本当に正しいことなんてありません。

たとえ法律であっても、それは国によって違いますし、法律を定めたのも結局は人間でしかありませんので、また時代が進んでいけば、その正しかったものが間違いだという判断を下されることもあります。

そんな世の中で自分のやっていることが正しいと思い込んでいる人というのは、周りからするととてもやっかいです。

ちょっとしたことで突っかかってきたり、人の揚げ足をとる・否定ばかりしてくる人というのは、おそらく自分が正しいという思考をどこかで持ち合わせています。

もちろん自分なりの哲学を持ちながら人生を生きることは大切ですが、思想は人それぞれ違いますので、それを他人に押し付けることはそもそもがおかしいのです。

自らの立場を守ることだけを考えている

謝れない人たちが一番恐れているもの、それは

『今の自分の生き方を否定されること』

これに尽きると思います。

先ほどチンピラの例を出しましたが、チンピラ的思考を持っている人の多くは、自分に強い劣等感を感じています。

周りの人たちが

  • 勉強を頑張って仕事をバリバリこなしている
  • 楽しい毎日を過ごしている
  • 常に努力をし続けている

このような現実を見た場合、チンピラ的思考の人たちは、それと比較して強い劣等感を感じてしまうことになるのです。

それなら自分も努力して同じように人生を好転させれば良いと思うのですが、実際努力することは大変なので、チンピラマインドがインストールされていると、なかなかそれも難しくなってしまうのです。

なるべく努力をせずに、自分を強い人間だとアピールしようとすると、自分の存在を周りに認めさせるために、派手な格好をしたり、偉そうな態度を取って自分は強いことを誇示します。

これが社会人になると、部下に偉そうにしたり謝らない人間になったりする感じです。

つまり、謝らない人というのは、自分の今の立場を守ることに全力を注いでいるのです。

本質を掘り下げていくと、結局謝らないという行動は、今の自分の立場や過去の自分の生き方を正当化させるための手段だと考えられるのです。

これを知ると、なぜその人が謝らないのかがある程度見えてくると思います。

ビジネスの世界で謝れない人の成功率が0%である明確な理由

とはいえ、どんな理由があったとしても、人に謝れない人間になってしまうと自分の人生は間違いなく悪い方向に向かっていきます。

当たり前のことですが、謝って筋を通せる人と謝らずに筋を通さない人がいれば、周りがどちらの人を信頼するかはすぐに分かることです。

もちろん失敗をせずに謝る機会を作らない意識を持つことは前提です。

しかし仕事・ビジネスをしていると、必ず何かしらの失敗をすることになるため、その時の振る舞いが人間関係を構築する重要ポイントとなってくるのは間違いありません。

この点に関しては色々とお伝えしたいことはあるのですが、かなり長くなるので結論をお話しすると

『他人のせいにしている限り己の成長はない』

ということです。

人に謝れないということは、結局心の何処かで

『悪いのは自分ではなく周りのせい』

というマインドを持っているはずです。

この考え方はちょっとしたことに聞こえるかもしれませんが、実は成功と失敗を分ける大きなターニングポイントでもあるのです。

仮にここで

『失敗したのには自分に原因がある』

と落とし込んだ場合、

  • なぜ自分が失敗したのか?
  • どのようにすれば失敗しなくて済んだのか?
  • 違うやり方はあるのか?

これらの思考を巡らせることができます。

しかし周りの責任だという結論に達すると

  • 失敗の原因は自分ではない
  • 周りの人が変われば成功する
  • 人を変えて仕事をする

というように、自分の成長にフォーカスすることが一切なくなります。

若いうちはこの2つの思考の違いで差は出ないかもしれませんが、これが5年10年と積み重なっていくと、気づいたら一生かけても追いつくことができない差となってしまうのです。

謝れない人生ほど損しているものはない

自分が謝罪できない場合、人間関係も損をしますし、自分の成長をも妨げることになります。

つまり、ちっぽけな小さなプライドを守ることばかり考えていると、気づいたら周りから大切なものが消えている瞬間が訪れることになるのです。

恋愛も仕事も遊びも、全ては人間関係なくしては成功することはありません。

感情的になって自分のプライドを守りたくなるような瞬間は人生で必ず訪れますが、その時にどのような判断ができるかが人生を変えていくことになるでしょう。

そしてもし目の前に謝れない人の存在がある場合には、それを反面教師にする必要があります。

人が謝れない根本的な理由は途中でもお伝えしている通りです。

その事実を知りながら謝れない人と接していれば、今までよりもイライラする機会が少なくなります。

そして、謝れない人たちに関しては、いずれ何かしらネガティブなイベントが起こり、その考え方を切り替えなければならない瞬間がやってきます。

なので、私たちが無理にその人を変えようとする必要はなく、むしろ

『その人の存在を含めて人間関係を良くする』

ことが考えられるようになると、この先ビジネスで成功できる可能性は高まるはずです。

あらゆる状況を全て

『自分の責任』

に落とし込むことができるようになると、飛躍的に自分が成長していきますからね。

謝れない人の立場が上になると組織が壊れるのでご注意ください

正直、このような謝れない人が上の立場に立っていることを考えるとゾッとします。

もちろん会社組織の中で上司となる人が、このような人間性を持っていることは多々あります。

ただ1つだけ言えることは、その上司というのは

『ある程度のところで出世がストップする』

ことは間違いありません。

そもそも上の立場の人間が謝れないとなると、そのしわ寄せが部下に向くため、組織としてはどんどん悪い方向に向かいます。

たとえ経営者がどんなに優秀な人だったとしても、組織が大きくなれば必ずこのような人間が上司のポジションに就くことはあるのです。

そして出世が止まった上司たちは、その先がないことを理解して今のポジションを死ぬ気で守ろうとします。

そうすると、結果的にプライドの高さが優先してしまい謝ることができないマインドセットが確立されてしまうのです。

謝れない人の気持ちも理解できますが、やはり自分の将来的なことを考えると、謝れる人間で居続けた方が人生がプラスに転じることは間違いないでしょう。

まとめ

小手先の対処法などではなく、そもそも謝れない人たちがどのような思考を持っているのかを理解すれば、それだけで気持ちも少し楽になってきます。

謝らない人というのは、今までの人生で謝らなくてもなんとかなってきたという経験があるため、よっぽどのことがない限り、これからもその考え方は変えないはずです。

なので、人を変えようとするのではなく、まずは自分が変わることが大切です。

自分自身がぶれずに筋を通していれば、必ずそれを見てくれている人はいます。

そしてどう考えても理不尽なイベントが発生するようであれば、早い段階でその組織を離れる選択肢を取りましょう。

謝らない人たちがたくさんいる環境では、謝ることができる人というのは損しかしませんからね。

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