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自分の手で文章を書き、何かしらの発信を読み手側に伝えたい気持ちは誰もが持っています。

例えばブログを執筆している場合、そのブログを読んで読み手に何をして欲しいのか?どのような行動を起こして欲しいのかはブログ運営者は明確に持っているはずです。

  • 商品を販売したい
  • ファンを作りたい
  • ブログを継続的に読んでもらいたい

など、様々な考えがあるとは思いますが、実際に伝わる文章を書こうと思っても、それが結果的に

『読者からは面白いと思われない文章』

になってしまうことが多いです。

伝わる文章の型として『5W1Hを使う』『結論から話す』など様々なテクニックがありますが、もちろんこれらは伝わる文章を書くためには大切な要素です。

しかし、今の情報化社会では、そのようなありきたりの文章は山のようにネット上に存在するため、同じ手法・同じ構成で文章を書いても、結局それが読み手の心に響くことは少ないのです。

なので、ここでは読み手が本当に求めている文章とはどのようなものなのか?何をすれば伝わる文章を書くことができるのか?その点について、現代で求められている要素を加味しながらお伝えしていきたいと思います。

読み手に伝わる文章にこだわればこだわるほど泥沼にハマっていくことになります。

今の時代で本当に求められる文章というのは、型を意識したようなものではなかったりしますよ。

読み手に伝えたい!その時点で伝わらなくなることが多い

実際に私自身が、この読み手に伝えるための文章を強く意識していた時期があります。

なので、今出回っているライティングの本などで書かれている要素というのは、一通り試してきたタイプです。

あまりにも型通りに書いてしまい、結果的に文章が死ぬほどつまらないものになってしまった過去があるため、基本的にはテンプレート通りの文章の書き方は推奨していません。

もちろん『基礎』を学ぶ段階でこれらのテクニックを取り入れることは大切です。

しかし、結局どれも『テクニック』でしかないため、そのテクニックを駆使しても、結果的に読み手の意識をこちらに向けることは基本的にはできないと考えておきましょう。

例え文章を理解している人から見たら『稚拙』な文章であっても、それが結果的に多くのファンを集めていることはザラにありますからね。

なぜ文章は伝えようとすると伝わらなくなるのか?

人に何も伝わらない文章には、いくつかの原因があります。

もちろん文章は自由に書くものなので、正しい正解は存在しません。

どんなプロのコピーライターであっても、読み手に100%伝わる文章を書くことはまずできないため、ここを目指しても意味がないのです。

文章で伝える技術には比較的自由度がありますが、伝わらない文章に関しては、伝わらない理由が明確にあります。

主観的な文章を書いてしまうから

これは対人関係を考えてみればすぐに分かると思います。

例えば初めて会う人と初対面で話す場合、あなたはどのような話を相手にしますか?

自分の話をペラペラ話す人もいるかもしれませんが、基本的には

『相手側の話を聞こうとする』

姿勢で会話を進めていくと思います。

  • 出身はどちらですか?
  • 好きな食べ物はなんですか?
  • 何かスポーツはやられていたんですか?

質問することは山ほどありますが、最初は無難な質問で相手のことを知ろうとするはずです。

つまり、主観的な会話ではなく、最初はとにかく

『相手側の視点に立った会話』

で話を進めていくと思います。

会話をする場合には当たり前にやっていることですが、これが文章となると、途端に人は『主観的な主張』を通そうと思ってしまうため、なかなか人に伝える文章を書くことができないのです。

こちらの主張が強すぎて読み手が離れていくから

そしてネット上で文章を書く人のほとんどは

『かならずその文章の中に自分が伝えたいこと・主張が存在する』

ため、その主張があまりにも強すぎると、読み手が読んでいて気持ち悪い感覚になることがあります。

これはギラギラしたネット商材のセールスレターを読んでみるとすぐに分かると思います。

とにかく商品を売るために、あらゆるテクニックを駆使して人を行動させることに特化した文章となっているため、読む人によっては『苦痛』でしかありません。

ピンポイントで興味ある人が読むとめちゃめちゃ商品が欲しくなるような構成となっていますが、それ以外の人からすると

『なんだこれ』

と思ってしまうような内容なので、あまりにも主張が強すぎる文章というのは、使い方を間違えると全く伝わらない文章となります。

読み手を誘導しよう誘導しようと考えすぎると、そもそも読みたい文章にならないことが多いため、この点も気をつける必要があります。

ゴリ押しで口説こうとしてくる男を女の子が嫌うように、文章もゴリ押ししてくると読む気が失せます。

本当に読み手が求めている文章に含まれている3つの要素

どんな文章を書くにしても、結局読み手が求めている文章というのは面白いことが多いです。

これは個人的な考えではありますが、文章に関しても武道と同じように『型』が存在すると思っています。

よく文章を勉強していく中で

『あの人はこう言ってたけど、この人は全く逆のことを言っている』

ということは多々あります。

そうなると、勉強する側からしたら混乱してしまいますが、これは結局人によって『型』が異なるため、そこまで気にする必要はありません。

あくまでも『テクニックの一つ』として考えておくことです。

本当に読み手が求めている文章というのは、テクニックを駆使した文章ではありません。

様々な考え方はありますが、私は大きく分けて3つの要素があると考えています。

キャッチコピーに引き込まれる要素が入っている

まず、伝わる以前の問題で、文章というのは読まれなければあってもなくても同じです。

ブログの場合、ネット上で検索に引っかかって自分のブログの記事タイトルが表示されますが、このタイトルがつまらなそうだったらそもそも読まれることはありません。

まずはキャッチコピーで読み手に

『ん??これ気になるな』

と思ってもらう必要があります。

これはブログだけではなく、メルマガなどでも同じですね。

とにかく読み手の意識をこちら側に向けるために、このキャッチコピーを意識する必要があるのです。

超絶面白い文章であっても、このキャッチコピーで読み手を引き込むことができなかったら損しかしませんからね。

少ない文字量で、いかにして読み手の心を掴むことができるのか?

最初の段階では、これを意識する必要があります。

キャッチコピーを練習する方法として個人的にオススメなのが『Twitter』です。

あれは、少ない文字数でいかにしてフォロワーに興味を持ってもらうことができるかを訓練する最高の媒体ですからね。

自分が知りたい情報が含まれている

キャッチコピーで読み手を惹きつけてようやくスタートラインに立つことができます。

読者が文章を読みたいという状況を作ることができたら、そこからは自分の主張を通そうとすることを考えるのではなく、まずは読み手が求めている情報を最初に伝えることを考えましょう。

これは

『結論を先に持ってくる』

という当たり前のことでもありますね。

ブログの場合、読者は自分が何かしら知りたい情報を求めて訪れることが多いです。

例えば

『自転車のパンクの直し方』

と検索していたのであれば、ここでは自転車のパンクの直し方を最初に伝える必要があります。

ここでもし、いきなり

『パンクしにくいオススメの自転車』

を紹介しても、読者は食いつくことはありません。

しかし、文章の流れの中で

自転車のパンクの直し方を伝える

自転車のパンクの原因を教える

パンクは未然に防ぐことができる

実はパンクしにくい自転車が存在する

パンクしにくいオススメの自転車を勧める

このような構成で伝えていけば、結果的にパンクしにくい自転車に興味を持ってもらうことができるかもしれません。

こちら側の主張を通すのではなく、まずは情報を与え、そこから他の情報を補足として伝えることができれば、自然とこちらの主張を聞いてもらうことができるのです。

共感できる文章で、尚且つ全く別の角度から情報が得られる

今までであれば、ある程度情報を得ることができれば読み手は満足してくれていました。

もちろん今でも情報を得られれば満足してくれる人がほとんどです。

ただ一つだけ昔と違うのは

『今は情報量が圧倒的に増えている』

ため、個人が個人に対して情報を与えたとしても、結局ネット上の1つの情報としてしか認識してもらえません。

そうなると、読み手からの印象も薄くなり、言ってしまえば

『どこから情報を取り入れても同じ』

という判断を下されます。

そうならないためにも、これから意識していただきたいことは

『大衆の視点と自分の視点の両方から情報を得られる』

ような文章を書くということです。

『多くの人はこの情報を届けているけど、自分の視点で考えるとこのようにも考えられる』

というように、読み手側に新しい視点から情報を取り入れてもらうのです。

そうすると、読み手側も

『なるほど。そのような見方ができるのか。それもそれでありだな!』

と、新しい考え方を取り入れることができるのです。

それを面白いと思ってもらえれば、その時点で

『ネット上には存在しないオリジナルの情報』

として、あなたの文章が読み手の心に残り続けることになります。

この意識を持つことができれば、本当の意味で読み手に伝わる文章を書くことができるようになってきますよ。

文章は読み手に伝えようとするのではなく『視点』を意識すること!

文章を伝えようとすると、意外と気持ち悪い文章に仕上がってしまうことが多いため、個人的にオススメする方法としては

『とにかく視点を意識して文章を書くこと』

です。

結局、文章というのは

『どこから見るか?』

によって全く伝わり方が違います。

例えば、漫画の主人公の視点で物語を伝えようとすると、今市販で売られている漫画本のように主人公が物語を進めていく内容の文章になります。

しかし視点を変えて、あえてサブキャラのストーリーをピックアップして文章を考えてみると、それもまた違った見え方ができるため、また別の意味で面白いストーリーに仕上げることができます。

超王道アニメの『ワンピース』で例えるならば、ルフィの冒険をメインストーリーとすると、仲間のゾロ・ウソップ・ナミ・サンジ・チョッパー・ロビン・フランキー・ブルックなどの視点から物語を作る感じです。

これをやると、仲間それぞれの見え方も変わってきますし、主人公のルフィの見え方もまた違ってきます。

視点を変えることによって、読み手側になかった新しい価値観が植え付けられるため、この要素を加えると、それが自然と読み手を引き込む文章になっていたりするのです。

これは大切な考え方となりますので、ぜひ意識してみてくださいね。

まとめ

色々な失敗を経て思ったことは、結局読み手に伝わる文章を考えていると、それが結果的に読み手に伝わらない文章になりがちです。

実際伝えるテクニックは山のように出回っています。

しかし、それを使ったところで結局はテクニックでしかありませんから、伝わりやすい文章は作れても、伝わる文章は作ることができません。

良いことを言おうとして名言を考えたとしても、その場面場面で出てくる本音には勝つことができませんからね。

オリンピックで金メダルを取った人がコメントを求められたときに、何ヶ月も前から準備していた言葉を使って名言を作ろうとしていたら、絶対視聴者は冷めますよね?

その時に出てくる言葉、今まで自分が使っていた言葉が組み合わさり、そこで自然に出てくる言葉こそ一番視聴者を惹き付けるものになることがほとんどです。

なので文章に関しても、頭で考えずぎて軸がブレないようにすることが、結果的に伝わる文章を作る秘訣なのかもしれません。

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