パソコンを開き、今まで触ったこともなかったプログラミングを勉強しようと思うと、やる気が起きず、自分の体を勉強から遠ざけようとする弱い自分が出てくることが多々あります。
『よし!プログラミングをがっつり勉強するぞ!』
そう誓った5分後にはyoutubeを開いて動画を楽しんでいたり、ちょっと勉強して分からないことが出てくると、その時点で
『自分はプログラミングに向いていない』
と理由を作り、どうにかして勉強しない方向に向かわせるようなこともあります。

そもそも始めた当時は、謎の暗号の羅列にしか見えていませんでしたので、そこからコードが読めるようになるまでに結構な時間を要しています。
youtube・ネットサーフィン・昼寝・暴飲暴食の数々を経ながら、なんとかプログラミングスキルを身につけることに成功しました。
それらの経験を踏まえて言えることですが、このプログラミングの勉強というのは
『やる気が起きないことが当たり前』
です。
ここでは、昔の私と同じ境遇で苦しんでいる方のために、プログラミングに対する考え方を変え、毎日に後悔が生まれないようなアドバイスをさせていただきたいと思います。
そもそもプログラミングの学習だけではやる気は出ません!

まず、私自身が誰よりもやる気が出ない時期を経ているため、プログラミングの学習にやる気が出ない人の気持ちは痛いほど分かります。

プログラミングの勉強と聞くと、なんだかかっこいいように聞こえますが、実際は猛烈に地味な作業の連続です。
単純にプログラミングを身につけようと思っただけでは、この猛烈に地味な時間を過ごすことは到底不可能なのです。
やる気は出すものではなく『出てくるもの』です

人間どんなにやる気を出そうと思ったとしても、出ないときは全く出てきません。
というより、ある条件が揃わなければやる気が出ないことも多いため、このやる気を出す方法を工夫したとしても、結果はほとんど良くならないのです。
これは、小学校・中学校時代の夏休みの宿題を思い出して頂けると分かりやすいです。
例えばAくんは、夏休みに入って最初の1週間で宿題を全て終わらせることができたとします。
しかしBくんは、夏休みに入って毎日遊んでいたため、夏休みが終わる3日前まで全く宿題に手をつけていませんでした。
同じ学年同じ学力であったとしても、この2人にはこれだけの違いが生まれてしまいます。
おそらくこの時にBくんの親が
『宿題をやりなさい!』
と怒ったとしても、まずBくんは言うことを聞かなかったはずです。
やる気が起きない根本的な理由は『やる必要がないから』

やる気がない人にやる気を出させることほど難しいことはありません。
- 家事を手伝わない旦那に家事をさせる方法
- 勉強しない子供に勉強をしてもらう方法
- 働かない部下に働いてもらう方法
世の中には、人にやる気を出させるために試行錯誤を繰り返している人たちがたくさんいます。
しかしそのほとんどは上手くいっていません。
行動を起こしてほしいけど、その人自身が全くやる気が起きない場合、結局は
『それをやる必要がないから』
動くことができないのです。
仮に、家事を手伝わない旦那がいた場合、もしそのまま家事を手伝わずに過ごしてしまったら
『将来的に奥さんが呆れて離婚を宣告する』
このような未来を見ることができたら、間違いなく旦那さんは家事を手伝います。

確実にやる気が出る『ドラえもん理論』

ドラえもんというアニメは、のび太くんという主人公の前に、ある日突然未来からやってきたドラえもんが登場します。
そこでドラえもんが
『のび太くん。今のままの生活をしていたら、将来的に君はジャイ子と結婚するよ!』
と宣告されます。
それをドラえもんから聞かされたのび太くんは
と奮起し、そこから毎日を変えるために頑張って生きるというストーリーです。

現実では未来からドラえもんがやってくるようなことはありませんが、仮に同じような状況を作り出すことができれば、間違いなく現状を変えるために努力することを始めるのです。
明確な理由さえあれば人間は必ず行動できます

これを踏まえて、あなたがプログラミングの勉強に身が入らない原因を考えてみましょう。
仮に、今の時点でプログラミングを勉強する理由が明確で
『プログラミングを勉強しなければ間違いなく最悪の未来がやってくる』
と分かっていた場合、あなたはどのような行動を取るでしょうか?
10年後の自分の未来にタイムスリップしたところ、そこには
・職を失って死んだ目をしている自分
・家族を失って途方に暮れている自分
・今の仕事で精神的に参っている自分
このような姿があった場合、間違いなく
『今のままじゃヤバい‥。どうにかして現状を変えなければ!』
と思い立ち、間違いなくプログラミング学習やその他の行動を起こすことができるはずです。
行動を起こせない理由は、結局のところ
ここに原因があります。

プログラミング学習に全力している人は何をモチベーションにしているのか?

実際、何かしらの成功者の目の前にはドラえもんがやってきている‥はずはありませんよね笑。
しかし、この成功者たちというのは
『目の前にドラえもんがいるような状態で行動を起こしている』
ことは事実です。
例えば分かりやすい例では、成功者の多くが
『どん底の時代を経験している』
話はよく聞きませんか?
人間というのは、人生でどん底に行くことによって、初めて日常がどれだけありがたいことかを知ることができます。
どん底というのは望んで行くものではありませんが、これを経験してしまうと
『マジで今のままだとヤバい』
という強制スイッチが入り、人は行動せざるを得ない状況に追い込まれます。

プログラミング学習においても同じです。
この業界に入った理由は人それぞれだと思いますが、
・趣味で楽しくて没頭してしまったパターン
・今の仕事が嫌すぎてプログラミングに全力したパターン
・リストラ・倒産を経験してプログラミングを始めたパターン
様々なルートから、何かしらの強制スイッチを入れることができた人だけが結果を出しているのです。
このスイッチを入れることが難しい場合には、未経験の状態で企業に採用してもらい、そこで強制的に研修を受けたり、スクールでマンツーマンで教わることもできるのです。
自分でスイッチの入れ方を分かっている人であれば、独学で勉強して成功することは可能ですが、ほとんどの場合はスイッチの入れ方が分からないため、結果的に
『プログラミング=挫折するもの』
というイメージが強くなってしまっているのです。
1日の後悔を積み重ねると『最悪の未来』が確実にやってきます!

人生の中で、全く後悔しない生き方なんて絶対にできません。
ただ、一つだけ言えることは
『やった後悔よりもやらなかった後悔の方が100倍辛い』
ことは間違いありません。

人は短期的な視点で物事を考えてしまうため、1日サボっただけではそこまで危機感を覚えません。
そしてサボる日にちが2〜3日と続いていくと、だんだんサボるという感覚が麻痺してきてなんとも思わなくなっています。
その後1週間・1ヶ月と時間が経っていくと、最終的には
に切り替わっているから恐ろしいものです。
そして、気付いた時には自分がとんでもない後悔を抱えながら生きる選択肢しか残らないのです。
大人になって
『学生時代に戻りたい』
と話している人は、だいたいこのパターンが当てはまると思います。
もちろんこれが悪いということではありません。
ただ、後悔しない人生という視点で見た時に、間違いなくこの人生は後悔をするはずです。
後悔するくらいならとりあえずプログラミングをやってみましょう!

このままダラダラ過ごしていても、未来からドラえもんがやってきてあなたに助言を与えてくれるわけではありません。

プログラミングの勉強でも、もしあなたがプログラミングを勉強しなかった場合、どのような未来が待っているのかを真剣に考えてみましょう。
そして、その後にもしプログラミングをゴリゴリに勉強したら、どのような未来に行けるのかもリアルに想像してみてください。
間違いなく言えることは
『プログラミングを勉強しなければよかった』
という未来は絶対にやってこないということです。
今この瞬間の快楽を追求するのであれば、プログラミング学習は苦痛です。
youtubeやネットサーフィン、ゲームをやった方が気持ち良いに決まっています。
しかし人生レベルで考えた場合、上記の選択は
『人生後半で死ぬほど後悔する選択肢』
でしかありませんので、このことだけは頭に入れておいてください。
もしやるのであれば、がっつりプログラミングを勉強して余裕が出たらゲームでもなんでもしたら良いですからね。
まとめ

いかがでしたか?
人生レベルで少し視点を上げると、プログラミング学習の本質が少しずつ見えてくると思います。
あくまでもプログラミングは手段であり目的ではありません。

しかし、多くの人はこの想像ができていないため、結果的に短期的快楽を追い求めてプログラミング学習をサボってしまいます。
このような情報はたくさんありますが、長期的に考えると、今回お伝えした本質が変わらなければただの小手先の対処法になってしまいます。
なぜプログラミングを学習するのか?
この点を臨場感高く想像をしていき、自分が勉強すべき明確な理由を見つけてみてくださいね。