全くスキルがない状態からIT業界に参入し、そこでゴリゴリプログラミングのコードを書いて働きたい!

そんな考えを持っている人は世の中にたくさんいます。

事実、この先IT業界は今よりも市場自体が拡大していきますし、働き口も広がっていきます。

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他の業界は縮小傾向にある中で、この業界が伸びる事がデータで分かっているとなると、全く関係のない業界からIT業界に参入したい人が増えるのも当然です。

私自身はこの業界に大きな可能性を感じているため、積極的に参入していただきたいのが本音ですが、実際に転職するとなると、必ず最初に頭をよぎるのが

『今の自分の年齢で転職なんてできるのか?』

という事です。

この疑問に関しては、私のところにもよく相談が来ます。

プログラミングに関しては、スキル習得までにある程度の時間はかかりますが、結論をお伝えしてしまうと

『基本的には年齢はそんなに気にする必要はない』

という事です。

むしろプログラミングに関しては、年齢よりも『スキル』が重視されるため、年齢が高かったとしてもスキルさえ身につける事ができれば、仕事は取れます。

なので、ここでは年齢の壁を感じている方のために、年齢でプログラミングの勉強を諦めることを諦めさせてしまおうと思います。

プログラミング学習は基本的に年齢は関係ない

世の中には、自分が夢に挑戦することを諦めた人はたくさんいます。

その中には、自分の夢を叶えられなかったことを一つの事例として、周りの人にも

『新しいことに挑戦するのはアホらしい』

という価値観を押し付けてくる人も多いです。

これを一般的に

『ドリームキラー』

と呼んでいます。

仮に自分がIT業界でプログラマーとして新しく働こうとしても、そのドリームキラーの人の相談すると、間違いなく

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『そんな新しい挑戦なんかしないで、今の仕事を続けた方がいいよ』

という回答が返ってくるでしょうね。

もちろんその考えは正論です。正しいといえば正しいかもしれません。

ですが基本的には

『プログラミングの学習に年齢は一切関係ない』

ため、そもそも誰かの話を鵜呑みにして夢を諦める必要はないのです。

プログラマーの謎の定年説について

とはいえ、私個人が無責任なことも言えないので、今世の中に出回っているプログラマー関連のネガティブな情報を元に考えていきたいと思います。

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色々な情報が出回っていて、結構混乱してます。
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ネット上にはあることないこと書かれますから、振り回されないように気をつけましょうね。

まず、プログラミング関連の情報を調べると、真っ先に出てくるのが

『プログラマー○○歳定年説』

これだと思います。

情報源によっては30代で定年だと話す人もいれば、40代〜50代が定年だと伝えている情報サイトもあります。

補足

そもそも何をもって定年だと言っているかは定かではありませんが、事実私の知り合いのエンジニア・プログラマーさんで30代40代でゴリゴリ働いている人はたくさんいます。

なので間違いなくこの定年説は間違っています。

そもそも30代で定年を迎えてしまうなら、社会人になってから10年ちょっとでIT業界から退かなければなりません。

これだとプロのスポーツ選手よりも厳しい環境となりますよね?

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プロスポーツのようにIT業界に定年があるなんて考えはまずありえません。

確かに昔はプログラマー・エンジニアという働き方は激務というイメージが強かったため、若い人間が活躍できることは事実でした。

しかし最近では週3労働やリモートワークなどの選択肢も増えていますので、年齢がどうこう言われるような環境ではなくなってきています。

もしあなたの周りでこの定年説を話している人がいたら、どのような根拠でその話をしているのかを深掘りしてみてください。

おそらくネット上に書いてあったことを話しているだけだと思いますから。

若い世代がIT業界の転職で有利な理由

年齢が高くてもこの業界で働くことは可能ですが、必ず知っておかなければならないことは

『企業側はとある条件を満たさなければ若い世代を優先的に確保する』

ことは事実です。

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企業側としても、年齢の高い人を採用することにはリスクがあります。

転職市場は基本的に若い人を求める

そもそも企業というのは、若い世代を自分の企業で教育して

『長期的に働いてくれる人材を育成する』

ことを考えています。

短期的にいなくなってしまう人材を教育したとしても、結局それは企業側のコストにしかなりません。

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40代でプログラミング未経験者を教育する場合、20代の若者と比較しても、教育後に働いてくれる年数が10年も20年も違ってきます。

それを考えたら、年齢の若い世代を取ることは当たり前なのです。

つまり若い世代と同じような戦い方をしていては、間違いなく負けます。

逆にやり方次第では、年齢が高いからこそのメリットを打ち出して企業側に求められる人材になることも可能です。

その点に関しては後半で詳しく解説していきます。

IT業界は小さい頃からネットを使っていた若い世代が欲しい

今の30代・40代・50代の方は、小さい頃にインターネットという文化がありませんでした。

仕事をしていく中で、途中から大きな箱のようなパソコンが登場し、それを仕事で取り入れて適応してきた人が多いです。

しかし今の10代20代というのは、生まれたときからスマホやパソコンがある生活が当たり前となっているため、基本的にITに対するアレルギーをもっていません。
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むしろネットがないと生きていけないような世代です。

そのような人たちに対しては、短期間で研修をおえられる可能性が高いため、企業側も教育コストを抑えることができるのです。

これを考えると、年齢が若いから採用していることと同時に

『これからの時代で適応できる価値観を持っている人物』

を積極的に取っているとも言えるのです。

30代・40代がプログラマーとして活躍するためには何をすべきか?

ここまでの話を聞いてしまうと、やはりIT業界に関しては若い世代が圧倒的に有利なことは間違いありません。

これは30代・40代の方も受け入れなければならない事実です。

しかしあくまでも『有利』なだけであって、これがプログラミングの学習を諦める理由にはなりません。

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確かに。これを聞いて諦めるのは少し違いますよね。
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そうなんです。これは諦める理由ではありませんよ。
補足

若い世代が有利なポジションを確保していることを理解しつつ、年齢が高いからこその戦い方ができれば、この業界で活躍することは十分に可能です。

それを実現するために、やるべきことが3つあります。

とりあえずスキルを身に付けて採用担当を黙らす

プログラミング初心者・未経験者が最初に脳に刻んでいただきたいことは

『このIT業界は完全なる実力社会』

だということです。

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大げさなことを言ってしまえば、スキルさえ持っていれば何歳からでも仕事を取ることはできますし、個人でゴリゴリ結果を出すことも可能です。

例えばこの業界に転職を考えている場合、実務経験がなかったとしても、プログラミング学習で身につけたスキルを『ポートフォリオ』として形に残し、それを採用担当者やエージェントに見せれば

『この人はこれだけのスキルを持っているのか!』

と思わせることができます。

基本的に、この業界は学歴は全く意味がありません。

求められているのは『スキル』ただそれだけです。

もちろん人間的にヤバいやつだと一緒に仕事ができないのであれですが、結果さえ出すことができれば、まず仕事に困ることはありません。

年齢が高いことによるデメリットを早めに潰していく

IT業界というのは、若い世代が多く活躍している業界でもあります。

なので年齢が高い人が転職してくると、若いベンチャーなどでは空気感の違いを感じてしまうこともあります。

ですが逆に考えると

『年齢が高いからこそのデメリットを消してメリットを提示する』

ことができれば、自分で働きやすい環境を作ることも可能です。

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私の知り合いの話では、以前に営業職に務めていた経験があったため、若いプログラマーやエンジニアができないようなやり方で案件を確保したり、積極的にコミュニケーションと取ることで、エンジニアとクライアントの架け橋となるような立場を確立していました。

過去の経験をそのままIT業界で生かすことによって、それが年齢というデメリットを打ち消し、途端にその環境に必要不可欠な人材となることも可能なのです。

補足

企業側が高い年齢の人を雇いたくない心理を理解し、あえて違った角度から自分の長所をアピールすることができれば、それだけで差別化ができるのです。

自分と同じくらいの年齢で転職した人と積極的に会う

いくら事例を紹介したところで、結局のところ

『自分と同じような境遇からプログラマー・エンジニアになった人の話が一番参考になる』

ことは事実です。

世の中には圧倒的に不利な状況からIT業界で結果を出している人なんてたくさんいます。

しかもSNSなどが発達したことによって、容易にそのような人たちと繋がれる環境が整っています。

同じような境遇でこれからプログラマーとして頑張りたい!そう思っている人から連絡がくれば、拒否するような人はまずいません。

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少なくとも私はしません。

毎月開催されているプログラミング学習のコミュニティにアポを取ってみたり、エンジニアが集まる場に足を運ぶことで、そこで一気にメンタルブロックが外れるイベントが発生するはずです。

この人たちと話すと、いかに年齢で転職するかどうかを悩んでいるかがアホらしいかが分かると思います。

プログラミングの業界は年齢ではなく完全実力社会です!

私が企業の採用担当であれば、やはり年齢が若い人間を積極的に採用する方針を取ると思います。

しかしそれはあくまでも

『同じようなスキル・経験を持っている人の場合』

です。

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つまり、最初の段階でスキルに圧倒的な違いがあれば、それだけで年齢の差は意味をなさなくなります。

ありがたいことに、プログラミングスキルというのは、やればやる分だけ伸びていきます。

どんなに年齢が高かったとしても、プログラミングが身につけられない人は存在しませんから、学習意欲さえ持っていれば、いくらでも成長し続けることができるのです。

そして年齢が高いことによって、若い世代にはない新たな発想が生まれることも多いため、このスキルを使って全く違ったビジネスモデルを作ることも可能です。

私自身もプログラミングを始めてから、とにかく新しいアイディアが生まれまくっています。

補足

今までに身につけたスキル+プログラミングのスキルを掛け合わせることで、他の人間にはできない発想・仕事ができることも事実です。

実力さえつけることができれば、いくらでも年収を伸ばすこともできますし、仕組みも作れます。

完全実力社会を嫌がる人もいますが、ここを受け入れることができれば、あとは成長していくだけでどんどん道は開けていきますよ。

年齢で夢を諦めるのは理由になりません

もし今回の記事を読む前に、年齢が気になってプログラマー・エンジニアの夢を諦めていたのであれば、それはどこかに捨ててきてください笑。

私も様々なプログラマー・エンジニアさんと関わらせて頂いていますが、この年齢という壁で諦めているような人はほとんどいません。

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むしろ年齢が高いからこそ、他の人よりも努力して結果を出そうと考えているエネルギー溢れる人が多い業界なので、話していて結構面白いです。

年齢なんて、誰でも寝て起きたら1日歳をとります。

そんなこと考えていても仕方がありません。

ネットで有る事無い事書かれていますが、結局は

『年齢が高い人がどんどんエンジニア・プログラマーになっている現実がある』

ことは事実なので、この点はそこまで気にする必要はないでしょう。

ただ一つだけ気をつけていただきたいのは

『年齢が高いのであれば、最短ルートでプログラミングの学習を終わらせる必要がある』

ということです。

この学習に時間をかけてしまうと、それだけで不利な状況になっていきます。

そして今の時代は、情報源を間違えると失敗する可能性も高いです。

プログラミングに関しては、どこで教わるかが未来を決めると言っても過言ではありません。

もし現段階でプログラミングを学ぶ場所を確保できていないのであれば、実際に私が利用した優良なプログラミングスクールを上手に活用して、最短でスキルを身につけてみてください。

ここ以外の場所は基本的にオススメしていませんので、ぜひ一度チェックをしてくださいね。

まとめ

年齢が高いことにコンプレックスを感じていても、何も始まりません。

今はプログラミングスクール も充実していますので、正しいやり方を実践すれば、誰でもスキルは身につけられます。

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結局のところ、エンジニアやプログラマーは、積極的にコミュニケーションが取れて、求められるもの+αのコードを提供できれば、それだけで仕事は成立します。
リモートワーク
フリーランス
独立起業

など様々な働き方がありますので、小さな枠組みにこだわらずに、まずはスキルを身につけていきましょう。

自分でできることが増えていくと、それだけで新しい選択肢がどんどん生まれていきますよ♪