いざ未経験の状態からプログラミングを学習しようと思った時、まず最初に気になって調べてしまうことはプログラミング言語の種類はどれくらいあるのか?ということ。
すでに明確な目標を持っていれば、わざわざ言語の種類を調べることはないかもしれませんが、多くの場合、複数のプログラミング言語を調べて
『今自分が勉強すべき言語はどれか』
を選択するはずです。
しかし調べてみると分かることですが、この世界には数百種類ものプログラミング言語が存在します。

しかし言語の数はそこまで気にする必要はありません。
なぜなら
なんですから。
無駄な時間を省き、自分の目標を実現するためにはどの言語を学べば良いのか?
そんな悩みを抱えているあなたのために、ここでは主要言語の用途や、これからの時代需要が高まるプログラミング言語をまとめてご紹介していきたいと思います。
最低限用途を理解しておくと、次のステップに進みたくなった時に無駄な学習をする必要がなくなりますからね。
数分で読める記事にまとめておきましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
世界に数百種類あるプログラミング言語

そもそもこのプログラミング言語というのは、人間がコンピューターに正しい指示を与えるために開発された言語になります。

実際にプログラミング言語について調べてみると、世界にはおおよそ200種類以上の言語が存在します。
これらを全て覚えるのは正直
『時間の無駄』
ですから、絶対にそのような思考にならないように注意しましょう。
プログラミング言語の種類はそれぞれ何が違うのか?

私自身、プログラミング初心者だった頃は

と思っていました。おそらく私と同じような考えを持っている人が世の中にはたくさんいるはずです。
しかし結論から言ってしまうと、プログラミング言語を1つにまとめることは
『不可能』
です。
というより、1つにまとめてしまうと
のです。
どういうことかというと、例えば私が
『これから砂場で大きな穴を掘りたい!』
と思ったとします。その時に素手で掘るのは時間がかかりますから、選択肢として
- 小さなスコップ
- 大きなシャベル
- クワ
などが挙げられると思います。
これらの道具を使うと効率よく穴を掘ることができますが、ここで選択肢として
『大きなショベルカー』
を使うことしか選択肢がなかった場合、いちいち大掛かりな作業を求められてしまいますよね?

ちょっとした開発をしたいだけなのに、わざわざ大規模な作業をしなければならない言語を使うのは超非効率です。
なので、ちょっとしたプログラムを開発できる言語、大規模なプログラムを開発できる言語に分けているのです。
代表的な言語で考えるならば
C言語・Java=ショベルカー(大規模な開発に向いている)
Ruby・Python・PHP=スコップ・シャベル(小規模な開発に向いている)
このような感じですね。
ちなみに大規模な開発を行える言語ほど、学習する際の難易度が上がるイメージで考えておいてください。
つまり
『いきなりC言語やJavaに手を出すと挫折率が高いですよ〜』
ということです笑。
必ず理解しておくべき主要のプログラミング言語7選

前置きが少し長くなってしまいましたが、プログラミング言語が世界中に何百種類もある理由をある程度理解していただけましたか?
複数の言語を作って作業を面倒にしているのではなく、それぞれの作業に合う言語をたくさん開発した結果、プログラミング言語が数百種類以上に増えてしまったのです。

実際に求人サイトなどで求められるプログラミング言語のスキルを確認してみてください。
膨大な数ある求人の中で求められる言語はそこまで多くはありませんから笑。
世の中が求める言語で、尚且つ使われる用途を正しく理解しておけば、これから何を学べば良いかがある程度見えてくるはずです。
ではこれからの時代に必要とされる言語はどれなのか?
それを7つご紹介しておきます。
HTML/CSS(プログラミング言語ではない)

まずいきなりプログラミング言語ではないものを紹介し始めていますが、このHTML・CSSというのは
『プログラミング言語を覚える前に最低限理解しておくべきもの』
になります。

HTML・CSSというのは、ホームページを作成するために開発された言語であり、いわば文章の役割ごとに目印をつけるためのマークみたいなものです。
WEB系のプログラミング言語を扱う際には、このHTML・CSSが必ず必要となります。というより、使えることが前提で話が進んでいきます。
なのでこれからプログラミングをスタートさせるのであれば、まずはこちらのHTML・CSSの基礎を数週間で理解することから始めましょう。
くれぐれも過去の私のように、HTML・CSSを学んだだけで
と言わないようにしてくださいね笑。
これはプログラミング言語ではありませんから。
PHP

WEB系言語の中でも、初心者でも覚えやすく、尚且つ需要の高い言語といえばこちらのPHPが挙げられます。

世の中のウェブサイトの25%を占めるワードプレスがPHPで作られているというのは私も驚きましたね。
LaravelやCakePHPなどのフレームワークが充実していることもあり、プログラミングを始めたばかりの初心者でもサービスが開発しやすい言語として有名です。
WEB系のプログラミング言語の入門編として適していますので、どの言語を学ぼうか迷っている場合には、まずはPHPを選んでみると良いでしょう。
ちなみに私は最初にPHPから入りましたよ。
JavaScript

今使われているプログラミング言語の中で、需要の高い言語といえばこちらのJavaScriptが挙げられます。

WEBサイトの制作からWEBアプリの開発まで、幅広い場面で利用することができますし、特に開発環境を用意しなくても、メモ帳とブラウザがあればテストすることもできるため、WEB系言語では必須の言語になっているのです。
ちなみにJavaという言葉が頭についていますが、別言語であるJavaとは全く違う言語となりますので、この点は勘違いしないようにしてください。
JavaScriptのことをJavaと省略すると、全く違う言語の話になってしまいますからね。
Ruby

最近よく使われるプログラミング言語『Ruby』は、実は日本人のまつもとひろゆき氏が開発した日本製のプログラミング言語になります。
言語のコンセプトとしては
『ストレスなくプログラミングを楽しむ』
ことが挙げられており、その言葉の通り初心者でもすぐにサービスを生み出せる難易度の低い言語となります。
最近多くのプログラミングスクールがRubyを最初に教えるのも、参入障壁の低さが大きく関わっているはずです。

Rubyが使われている有名なサイトとしては
などが挙げられます。
あのようなサイトを作れる言語と考えると、少しプログラミング学習にもやる気が入ってきますよね。
とはいえ、人によって合う合わないがありますので、実際にRubyを触ってみて違和感を感じるのであれば、無難にPHPやJavaScriptの学習から入ってみても良いと思います。
ちなみに私はあまり合わなかったです笑。
Python

この先注目度ナンバーワンの言語として名高い『Python』。

Pythonが使われているサービスとして代表的なものは
が挙げられます。これらは誰でも知っているものですね。
Pythonの特徴としては、とにかくコードがシンプルであるため、数あるプログラミング言語の中でも取り扱いやすい部類に入ります。
特に海外の人に人気の言語となっているようです。
人工知能という分野に興味がある方は、積極的にPythonを勉強しておくと、将来的に多くの仕事が舞い込んでくるかもしれませんよ。
なぜなら
『この先の時代AI(人工知能)が使われることは確実だから』
です。というより、すでに使われているんですけどね笑。
まだまだPythonを扱えるエンジニアは少ないため、このスキルを身につけることができれば、市場でも希少価値の高い人材として扱ってもらえるかもしれません。
C言語

あらゆるプログラミング言語の中でも、こちらのC言語は1972年に開発された歴史あるものになります。
おそらく初心者がいきなり勉強をすると

と心が折れる可能性が高いです。
というのも、このC言語はコンピューター寄りの言語となるため、コンピューターの仕組みを詳しく理解する必要があります。
大学の授業でC言語を取り扱うことが多いようですが、個人的には大学生がいきなりC言語を勉強したら、高い確率でプログラミング嫌いになるだろうなぁと思ってしまいます。
数ある言語の中でも、プログラミングの本質的な部分を深くまで学べる言語なので、難易度の高い技術を扱いたい人にとってはオススメできるものになります。
インターネットの土台を勉強するイメージで学習を進めていきましょう。
Java

C言語同様、こちらのJavaも難易度の高い言語として有名です。
Javaに関しては『OSに依存しない言語なので、汎用性が高い』ことが特徴です。

こちらのJavaは、プログラミング言語の中でも難易度が高く、求人数もトップクラスになりますので、いずれ身につけておきたい言語の一つと言えるでしょう。
Javaは『他言語でできることはほとんどできる』ので、将来的なスキルアップを考えている場合は必ず頭に入れておきましょう。
転職率95%超え→Geek job(ギークジョブ)
初心者が始めるならまずは『WEB系言語』

世の中で使われている代表的なプログラミング言語を7つご紹介してきましたが、もしこれから1つ学びたいのであれば、まず最初は『WEB系言語(PHP・JavaScript・Rubyなど)』をオススメします。
C言語やJavaを覚えることができれば、まず仕事に困ることはありませんが、正直言語習得までにかかる時間が長いです。
転職などでエンジニアを目指す場合は、半年・数年単位での学習が必要となるため、コスパがあまりよくありません。

派遣エージェントを上手に活用すれば未経験でも働くことができますし、2〜3ヶ月プログラミングスクールに通えば転職先を紹介してくれるため、短期間でエンジニアとして動くことができます。
まずはWEB系言語を学び、そこである程度報酬を貰えるようになってからC言語やJavaに挑戦することで、効率よくスキルアップができると思います。
もしある程度時間を確保できる学生や20代前半の方であれば、最初から難しい言語に挑戦してみるのも面白いと思います。
現在の自分のライフスタイルを考えて、どの言語を学ぶかを選んでみてはいかがでしょうか?
重要なのは用途よりも挫折しないこと!
どの言語を学ぶにしても、必ず最初は分からないことがたくさん出てきます。

しかし1つの言語を頑張って覚えることができると、そこからは早いです。
プログラミング言語は、種類は多いですが基本はほとんど同じなので、1つ理解できれば他の言語を学ぶのにそう時間はかからないのです。
挫折をしてしまうと一生0のままになってしまいますので、プログラミング学習のコツとしては、とにかく自分が挫折せずに勉強を続けられるものを選ぶようにしましょう。
まとめ
最低限用途が理解できれば、あとは自分が何をしたいのか?どんなものを作りたいのか?を明確にして行動に移すだけです。
数百種類あるプログラミング言語の中でも、メインで使われているのは数種類だということに驚いたかもしれません。

企業で働く選択肢もありますし、自分でサービスを作って不労所得を構築することも可能です。
あらゆる可能性を広げてくれる手段として『プログラミング言語』があると考えておくと、これから勉強することが全く苦にならなくなりますよ。
理想とする未来の自分を想像しながら、プログラミング言語と関わってみてくださいね。