ブログやサイト運営で、実は重要度の高いことだけど意識している人が少ない『内部リンク』。

ワードプレスなどでは、関連記事や人気記事などを表示して内部リンクを充実させていますが、それら以外の内部リンクも張り巡らせることによって、アクセスがガラッと変わっていきますよ。
好きなところから読んでください
内部リンクについての解説

そもそも内部リンクというのは、その名の通り
『サイトの内部に貼り付けるリンクのこと』
を指します。
例えば今私が書いているこの記事の中に
『内部リンクの具体的な貼り方を別の記事で詳しく解説します。詳細はこちら→URL』
という感じで別記事に飛ばしたら、これは内部リンクの扱いになります。

記事下にある『関連記事』やサイトのサイドバーに配置されている『人気記事』や『新着記事』なども、これらの内部リンク的な扱いとなります。
内部リンクに意識を向けると何が変わるの?

最近では優秀なテンプレートも増えてきているため、基本的な内部リンクは自動で配置されるような仕組みが整っています。

参考:ブログの読者数を増やすために取り入れるべき戦略[月数十万PV実現可能!]
では内部リンクに意識を向け、それを実際にサイト内に取り入れるとどのような効果が出るのか?それをいくつか解説していきます。
ユーザーが求める情報を見つけやすくなる

内部リンクが充実することで、まず一番に喜ぶのは訪問ユーザーです。これはあなた自身が訪問ユーザーの立場に立ってみると分かりやすいでしょう。
例えば、ふとした時に一つの情報をネットで調べたいと思ったとします。その際に自分が知りたかった情報が書かれたサイトを見つけることができ、さらにその詳細な内容が書いてある別の記事が存在したら
『自分が求めていた情報以上の内容が得られる』
ことになります。

それが商品購入だったり、コメント欄に感想を述べることだったり様々ですが、サイト運営者に対する何かしらの還元をもたらしてくれることは間違いありません。
これをリアル店舗で考えるのであれば
『あのお店は想像以上のサービスを提供してくれたから、また次回もこのお店に足を運ぼう』
という考えになるかもしれません。
内部リンク一つで訪問ユーザーの感想も大きく変わってくるため、ここは意識して取り入れる部分だと言えるのです。
googleのロボット(クローラー)がサイトを巡回しやすくなる

そしてユーザーだけではなく、googleがネット上を巡回させているロボット『クローラー』があなたのサイトを巡回しやすくなります。
これも『ロボット目線』で考えてみると分かりやすいですが、例えばクローラーが

とあなたのサイトに訪れたとします。
そうなった場合、まずは1つのコンテンツを見ることになりますが、その中に適切な位置に内部リンクが配置されていると

と判断してくれるため、1度の訪問でたくさんの情報を持ち帰ってくれるのです。

ユーザーの視点だけではなく、このクローラー側の視点で考えてみても、内部リンクというのは積極的に取り入れるべき要素となるのです。
SEOの効果が高まる

クローラーの話と繋がってきますが、内部リンクを張り巡らせることによって、SEOにとっても良い影響が出てきます。
クローラーが早い段階で巡回してくれることによってインデックススピードが早まり、さらに内部リンクを貼ることで自分のサイトに滞在してくれる時間が伸びることになります。

関連記事や人気記事を一切表示させずにサイト運営をしてみると、いかに内部リンクの配置が重要であるかが分かると思いますよ。ぜひそれはテストとして1度試してみてください。
内部リンクの貼り方は簡単です!
内部リンクに関しては、ワードプレスを使っているのであれば誰でも簡単にできます。
ワードプレスの『記事投稿画面』に入り、上部にある『リンクの挿入・編集』というものをクリックするとURLを選ぶ表示が出てきます。

そこで自分が内部リンクとして入れたいコンテンツを選んでいきます。


手動でリンクを貼ることもできますが、こちらのやり方のほうがかなり簡単なので、ワードプレスを使っている場合には、必ずこちらを利用しましょう。
内部リンクを貼る際に意識すべきこと

『内部リンクの貼り方が分かったから積極的にリンクを貼っていこう!』
と思った方、ちょっとお待ちください。確かに内部リンクを貼ることでメリットが多いことは事実ですが、逆にリンクが多すぎて
『サイトの評価を下げる原因』
になるのも内部リンクの特徴です。
内部リンクを貼ることでメリットがあるのは
『正しい方法で貼った時だけ』
です。

適当に内部リンクを貼らない

正直、やろうと思えばいくらでも内部リンクを貼ることはできます。
私たちが調べごとをするときに真っ先に出てくるサイト『Wikipedia』は内部リンクの鬼です。
むしろ
『適切な場所に適切な内部リンクを大量に貼っている』
ため、内部リンクの使い方では絶対に勝つことはできないでしょう。
例えば自分のサイトが
『クリスマス』
の内容を詳しく伝えているのに、その中でいきなり
『夏のおすすめデートスポット』
を内部リンクで埋め込んでも、正直誰も興味がありませんよね?
なぜなら訪問ユーザーはクリスマス関連の情報を求めてそのサイトに訪れているわけですから。
- なぜこのコンテンツにユーザーが訪れたのか?
- ユーザーがより深く知りたい内容は何か?
- こんな情報も求めているのではないか?
など、ユーザーの悩みを考え続けることによって、適切な内部リンクを配置させることに意識が向いていきます。
クリック率をテストしながらリンクを変えていく

実際にコンテンツをネット上に公開し、そこに自分が適切だと思った内部リンクを配置しても、そこで終わりではありません。むしろここからが始まりです笑。
というのも、内部リンクというのは
▼内部リンクがクリックされる要素
- 配置する場所
- 内部リンクのタイトル
- 誘導のやり方
これら全ての要素を総合してクリックされるかどうかが決まります。
ということは、どれか一つの要素が適切ではない場合、大幅にクリック率が下がることも考えられるのです。
例えば配置する場所は適切でも、内部リンクのタイトルや誘導の仕方がおかしければクリックされません。
他にも配置する場所や誘導のやり方は完璧なのに、タイトルのつけ方をミスっているだけでもデータは悪くなります。

もちろん最初からこれら全てを考えると手が止まってしまいますので、まず最初は内部リンクのデータを取ってみることから始めてみましょう。
まとめ

内部リンクを取り入れる一連の流れをまとめてみると
- まずは記事をしっかり書く
- 書いた記事に関連する情報を内部リンクで取り入れる
- タイトル・誘導方法・場所をテストする
- もっともクリック率の高い場所を見つける
まぁこんな感じですかね。
最初の頃はそこまで内部リンクのデータにシビアになる必要はありません。

サイトで商品などを紹介している場合には、もっとも成約率の高い記事のリンクを増やしたりすることで、サイト内での収益も変わってきますので、そちらも試してみると良いですよ。